2011年08月31日 (水) 23:40:00

鉱工業生産と給与にやや弱めのサプライズ

本日、経済産業省から鉱工業生産統計が、厚生労働省から毎月勤労統計が、それぞれ発表されました。いずれも7月の統計です。生産と給与について、3月の震災後の急ピッチの復旧の時期を終え、部分的ながらやや弱い印象を受ける指標も出始めて来た気がします。まず、統計のヘッドラインについて日経新聞のサイトから記事を引用すると以下の通りです。

7月鉱工業生産0.6%上昇 回復ペースは鈍る
経済産業省が31日発表した7月の鉱工業生産指数(2005年=100、季節調整値)は93.2と、前月比で0.6%の上昇となった。東日本大震災で大幅に落ち込んだ後、4カ月連続で前月水準を上回った。サプライチェーン(供給網)がほぼ正常化し、主力の自動車生産は持ち直しが続いているが、回復ペースは鈍っている。
上昇率は民間エコノミストの予測中央値(1.5%)を下回った。経産省は基調判断を「回復しつつある」に据え置いた。
主力の輸送機械工業は部品の供給制約の解消で5%の上昇。国内や米欧向けに小型自動車を2割近く増産した。携帯電話やノート型パソコンの新製品の生産で、情報通信機械工業は16%伸びた。全16業種のうち8業種で生産が増えた。
パソコンなどデジタル家電の世界的な需要低迷で、電子部品・デバイス工業は3%低下した。地上デジタル放送移行後をにらみ、液晶テレビ用の大型パネルの生産が落ち込んだ。夏場の電力使用制限が企業の生産活動を抑えた面もある。
部品の供給制約の解消で、7月の生産は震災直前の2月の95%まで回復した。供給面の制約はなくなったが、今度は需要落ち込みを懸念する声が強まっている。
経産省が31日発表した製造工業生産予測調査によると、生産指数は8月は前月比2.8%上昇するが、9月は2.4%の低下に転じる見通し。モルガン・スタンレーMUFG証券の佐藤健裕チーフエコノミストは「秋以降は世界経済の減速で、生産は頭打ち傾向をたどる」とみている。
7月の給与総額0.1%減 2カ月連続マイナス
厚生労働省が31日発表した7月の毎月勤労統計調査の速報によると、現金給与総額は前年同月比0.1%減の36万7738円となった。2カ月連続のマイナス。所定内給与が0.1%減と7カ月連続で落ち込んだほか、ボーナスなどの特別に支払われた給与が0.1%減少した。東日本大震災直後の雇用情勢の悪化や賃金減少は改善しつつあるが、力強さに欠ける。
総労働時間は前年同月比1.1%減の149時間。残業時間を示す所定外労働時間が1.0%減と2カ月ぶりに落ち込んだ。
景気動向を敏感に反映する製造業の所定外労働時間(季節調整済み)は前月比0.2%増となり、3カ月連続のプラスとなった。ただ6月の6.7%増に比べて伸び率は鈍化した。


まず、鉱工業生産統計の推移は以下のグラフの通りです。上のパネルは2005年=100となる鉱工業生産指数の水準そのもので、下のパネルは出荷統計のうちの輸送機械を除く資本財と耐久消費財です。いずれも季節調整済みの指数で、影を付けた部分は景気後退期です。

鉱工業生産統計の推移


基本的には、3月の震災に伴う供給制約からの復旧局面を終えて、いきなり、我が国を含む世界経済の需要の停滞局面に入った、と私は理解しています。通常の経済学では短期の経済活動は需要に従って変動し、長期は供給に基づいて拡大・縮小する、と考えられていますが、3月の震災後の日本経済においては、6月統計くらいまでは供給面が生産を決定していた一方で、今日発表の7月統計あたりから供給制約を脱して、通常通り、需要が生産を決定する局面に移行したと受け止めています。そして、その需要が世界的に弱い局面に入っているということです。7月統計が市場の事前コンセンサスを下回り、生産予測指数で見て9月は減産するとの見込みですから、震災前の2月水準から少し下回るくらいというカンジだろうと思います。資本財と耐久消費財に分けて考えると、下のパネルを見て明らかな通り、普及需要が中心になれば資本財が耐久消費財を上回る出荷を示すことになります。GDPの需要項目でいえば消費よりも設備投資ということになるのかもしれません。

毎月勤労統計の推移


上のグラフの毎月勤労統計に示された雇用や賃金もほぼ生産統計に整合的です。上のパネルの賃金は季節調整する前の原系列の前年同月比上昇率、下のパネルの所定外労働時間は季節調整した指数そのものです。賃金は前年比ほぼ横ばいで、所定外労働時間は震災前の平均的な水準に回帰しつつあります。昨夜のブログで書いた通り、消費はほぼ震災前の水準を取り戻したと私は考えていますが、エコカー減税やテレビのエコポイントの反動減は別にしても、今後の賃金の動向次第で消費がどこまで伸びるかはやや不透明です。先月の毎勤では賞与が6月から7月に後ズレしたと説明されていましたが、この統計を見る限りでは事実と異なります。

生産とともに消費も震災前の水準に回帰した後、この先、停滞する局面に入る可能性は排除できません。国民のマインドはかなり回復したんですが、新たな総理大臣の下で財務省主導の増税路線が固まるとマインドにどのような影響を及ぼすのか、エコノミストとして新政権への興味のひとつです。
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2011年08月30日 (火) 21:24:00

3番の先制タイムリーと4番のラッキーな勝越しタイムリーで中日に先勝!

  HE
阪  神100001130 681
中  日010000020 352


5回まではどちらに転んでもおかしくない展開で、ロースコアの競った試合を予想させましたが、6回表の新井選手のラッキーな勝越しタイムリーから、大きく流れが阪神に傾きました。特に、8回は中日の内野手にエラーが出たり、新井内野手を歩かせてマートン外野手と勝負したりと、中日が勝手にコケた印象で、阪神の完勝に終わりました。8安打で6得点は効率がいいといえます。それにしても、どういうデータでもって、新井選手を歩かせてマートン選手と勝負なんでしょうか、私にはこの作戦はまったく理解できませんでした。阪神の懸念材料は8回を投げた榎田投手です。点差が空いて緊張感を保てなかったりとか、大和内野手のエラーがあったりとかいうものの、やはり登板過多で調子を落としている可能性も否定できないように私は受け止めています。クローザーの藤川投手も9回はヒヤヒヤだったものの、これだけ経験を積んだ選手になれば自分で調整出来るでしょうが、榎田投手は何てったってルーキーです。プロで1年を過ごしたことのない投手なんですから、ベンチで起用方法を工夫すべきです。

明日は能見投手で、
がんばれタイガース!
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2011年08月30日 (火) 19:55:00

持ち直しつつある雇用と消費を経済指標から確認する

本日、総務省統計局から失業率など、厚生労働省から有効求人倍率などの雇用統計が、また、経済産業省から商業販売統計が、それぞれ発表されています。いずれも7月の統計です。もっとも、失業率などはいまだに被災3県を除く計数ですので、現下の日本経済について統計的に明らかにする上で余り参考にもならないんですが、簡単に、取り上げておきたいと思います。まず、日経新聞のサイトから記事を引用すると以下の通りです。

7月の失業率4.7%、2カ月連続悪化 求人倍率は改善
総務省が30日発表した7月の完全失業率(季節調整値、被災3県除く)は4.7%となり、前月に比べて0.1ポイント上昇した。企業から解雇され、失業した人が増えた。一方、厚生労働省がまとめた同月の有効求人倍率は0.64倍となり、前月に比べ0.01ポイント改善した。雇用情勢は東日本大震災の影響が一巡して持ち直しているが、改善に向けた動きは一進一退を続けている。
被災3県を除く全国ベースの季節調整値でみると、失業率は2カ月連続で悪化した。完全失業者は294万人となり、前月比5万人増えた。勤め先の都合などで失業した「非自発的な離職者」が同6万人増の110万人になった。「自発的な理由」で失業した人の数は横ばい。就業者は全体で同4万人減の5959万人だった。
厚労省がまとめた7月のハローワークでの職業紹介状況によると、雇用の先行指標となる新規求人数は67万人と、同4.0%増えた。新規求人数は今年2月に65万人となった後、震災の影響で3月に落ち込んだが、震災前の水準まで回復した。「復旧・復興に関する労働需要が拡大している」(厚労省)という。
7月の新規求職者数は同2.4%減の62万人。この結果、新規求人倍率は1.07倍と同0.07ポイント上昇した。景気に先行する新規求人が上向いているため、完全失業率も緩やかに改善していくとみられる。
小売販売額0.7%増 7月、コンビニ過去3番目の増加率
経済産業省が30日発表した7月の商業販売統計(速報)によると、小売業全体の販売額は前年同月比0.7%増の11兆7980億円となり、2カ月連続で増えた。地上デジタル放送移行を前にテレビなどの駆け込み需要が膨らんだほか、節電対策で扇風機なども売れた。コンビニエンスストアの販売額は同11.4%増の8204億円と、比較可能な1998年4月以降で過去3番目の増加率を記録した。
大型小売店の販売額は同1.9%増の1兆7843億円で、2カ月連続で増加。デパートで宝飾品や時計などの高額商品の需要が一部回復したのに加え、スーパーでは冷感寝具や飲料などが売れた。
自動車販売は引き続き低調で同18.3%減少したが、東日本大震災直後と比べると減少率は縮小している。


まず、雇用統計のグラフは以下の通りです。上のパネルから、失業率、有効求人倍率、新規求人数です。いずれも季節調整済みの系列で、影を付けた部分は景気後退期なんですが、一番上のパネルの失業率の統計のみ今年3月以降は被災3県を含んでいません。

雇用統計の推移


よく知られている通り、新規求人数は景気に対して先行指標、有効求人倍率は一致指標、失業率は遅行指標であると、私を含めた多くのエコノミストは考えています。ですから、失業率が2か月連続で悪化したものの、震災後の期間で見て雇用はとても緩やかながら改善していると受け止めています。

商業販売統計の推移


次に、商業販売統計の推移は上のグラフの通りです。上のパネルは季節調整していない原系列の前年同月比、下のパネルは季節調整した指数系列です。それぞれ、青が卸売、赤が小売となっています。個人消費の基礎となる小売販売は7月の季節調整値は少し6月より下がりましたが、消費はほぼ震災前の水準を回復し、正常化したと私は受け止めています。消費の先行きは所得とマインドに依存しますので、明日発表される毎月勤労統計の賃金支給をチェックしたいと考えています。

昨日の民主党代表選に続いて、今日は国会での首班指名があり、政府では組閣から副大臣や政務官の任命と一連の人事があります。公務員として忙しい時期ですので、指標解説は簡単に済ませておきます。
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2011年08月29日 (月) 20:41:00

「平成22年度 医療費の動向」に見る高齢層への社会保障の偏り

やや旧聞に属する話題ですが、先週の金曜日に厚生労働省から「平成22年度 医療費の動向」が発表されています。pdf のリポートだけでなく、Excel のデータも同時に明らかにされています。金曜日に発表された医療費は概算で、大雑把にいえば、いわゆる「国民医療費」のうちの保険適用分だけを集計し、逆から見れば、全額自己負担医療の部分を除いた医療費であり、保険医療部分という厚生労働省がガッチリ把握している医療費だけですから、「国民医療費」よりも1年ほど速報性を持って公表されています。

医療費総額と伸び率


まず、医療費の総額と伸び率を70歳未満と以上に分けて見ると上のグラフの通りです。上のパネルが医療費総額で縦軸は兆円、下が伸び率で縦軸はパーセントです。青は70歳未満、赤が70歳以上を示しています。最近6年間で70歳以上の伸び率が常に70歳未満を上回っていますから、70歳以上の医療費総額の占める比率は年々上昇し、2010年度では44%を超えました。もちろん、国民全体の高齢化が続いており、また、医療の高度化・高額化も不断に継続していますら、70歳以上の医療費総額が大きく増加することに一定の理由はありますが、2010年度から政権交代に伴う財政リソースの大盤振る舞いが始まって、その一環として診療報酬を増額改定した影響も見逃せません。結果的に、比較可能は2001年度以降で、2010年度は医療費総額はもちろん、伸び率ももっとも高くなりました。膨大な財政リソースが高齢者医療につぎ込まれていることが明らかです。

1人当たり医療費と70歳以上倍率


さらに、医療費総額ではなく、1人当たりの医療費で見ると70歳未満と以上の差が歴然と把握できます。上のグラフの通りです。上のパネルは1人当たりの医療費の年額で、縦軸は1人1年当たりの医療費額を万円単位で示しています。下のパネルは70歳未満と以上の比率を示しており、縦軸の単位は70歳未満の1人当たり医療費を1とした時の70歳以上の倍率です。ここ数年で少し低下しつつあるとはいえ、もしも、負担割合が同じであると仮定すれば、70歳以上の高齢者には70歳未満の5倍近い医療費を財政リソースから注ぎ込まれていることが読み取れます。最後に、下のグラフは都道府県別の医療費総額の比較です。横軸は兆円です。当たり前ですが、東京都をはじめとして人口の多い都市部が医療費も多くなっています。何ら、ご参考まで。

都道府県別医療費総額


この社会保障の現状に関連して、今日の朝日新聞朝刊のコラムで「新首相への注文」として、千葉大学の広井教授が「若者の社会保障 強化を」と題して、従来の退職期以降の引退世代に生活上のリスクが集中していた時代に対応する社会保障制度を見直し、若年層でも非正規雇用に陥るリスクが高まっている現状を踏まえて、社会保障リソースを40歳前後までの人生の前半にシフトすることを提唱しています。まったく同感です。しかし、財源強化として広井教授は消費税のほかに「相続税と環境税」を上げていますが、高齢層に金融資産も実物資産も集中している現状を踏まえれば、資産課税の強化もアジェンダに上げるべきであると私は考えています。
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2011年08月29日 (月) 19:36:00

下の子のお誕生日のお祝い

お誕生日を迎えた下の子


今日は、我が家の下の子のお誕生日です。4月に中学校に進学して、お誕生日の今日で13歳になりました。文字通り、ティーンの仲間入りです。いつものくす玉のフラッシュを置いておきます。

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2011年08月28日 (日) 21:52:00

見事な完封リレーでヤクルトを撃破!

  HE
ヤクルト000000000 040
阪  神00000010x 160


投手戦というよりも貧打戦でしたが、何とか東京ヤクルトを3人の投手の完封リレーで退けて、首位まで3.5ゲーム差の貯金1まで成績を伸ばして来ました。小林投手を2軍に落したのは何の影響もありませんでしたが、重症なのは新井選手です。1回、3回、7回と得点圏に走者を置いて3度のバッターボックスで快音は聞かれませんでした。7回なんぞは、私の目から見て、東京ヤクルトは3番の鳥谷遊撃手を避けて新井選手との勝負を選択したようにすら見えました。次の名古屋での奮起を期待します。投手陣はかなり整備されて来ました。抑えは榎田投手と藤川投手の2枚看板で安定感があります。加えて、渡辺投手や福原投手も好調を維持しています。このまま貯金生活が維持できるかどうかは、明後日からの中日戦にかかっています。

明後日からの中日戦が勝負と心得て、
がんばれタイガース!
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2011年08月28日 (日) 19:58:00

柳広司『ロマンス』(文藝春秋) を読む

柳広司『ロマンス』(文藝春秋)


柳広司『ロマンス』(文藝春秋) を読みました。昨年、一昨年と『ジョーカー・ゲーム』、『ダブル・ジョーカー』と昭和初期の帝国陸軍におけるスパイ組織をテーマにした小説を楽しませてもらった記憶があり、特に、我が家のおにいちゃんの評価が高かったと記憶しています。この『ロマンス』も舞台は昭和8年とされています。まず、出版社のサイトから内容紹介を引用すると以下の通りです。

内容紹介
舞台は昭和8年の日本。子爵家に生まれた麻倉清彬は、職につくこともなく暇を持て余していた。そんなとき友人の伯爵家の長男・多岐川に殺人の疑いがかけられる。殺人現場に呼ばれた麻倉は、機転をきかせて多岐川を解放させるが、それをきっかけに麻倉は大きな事件に巻き込まれていく。退廃的な世相の中で生きていく日本の貴族階級たち。その心の闇に踏み込んだ意欲的長篇ミステリーです。


昭和8年の戦前の日本を舞台にしていますから、軍隊もあれば軍人もいます。爵位持ちの華族制度もまだ存続している時期です。男子のみによる普通選挙が実施され始めたものの、同時に悪名高き治安維持法が施行され、非合法化されていた共産党を特高警察が取り締まっていたりします。他方、中国大陸では武力衝突が生じており、国内でも政治的に不穏な動きがあったりもします。5.15事件は昭和7年、この小説の舞台設定の前年に発生していますし、2.26事件はこの小説の2年後の昭和11年です。
主人公の周囲では、皇太子がお生まれにならないため、友人の妹が伯爵家から天皇家の側室に差し出されようとしていたり、その女性が学習院における共産主義運動で特高警察に逮捕されたり、伯爵家の後継ぎの主人公の友人の周囲で殺人事件が発生します。この殺人事件を特高警察から持ち込まれた主人公が、帽子から人となりを推理するという、まるで、「青い紅玉」のシャロック・ロームズを思わせるような表現で持ち上げられて、特高警察に反感を覚えつつも謎解きめいたことをするんですが、ハッキリ言って、ミステリの謎解きとしては出来がよくないと私は考えています。むしろ、昭和初期の物憂いデカダンスの世相におけるブルジョワ趣味の小説として読めば、それなりに楽しめるかもしれません。『ジョーカー・ゲーム』のスパイ小説もネタ切れなんでしょう。
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2011年08月27日 (土) 15:55:00

日本のジャズ市場を誤解しているのか?

今年になって発売されたオムニバスのアルバムで、日本人、あるいは、日本に何らかのゆかりのあるジャズ・ピアニストがビル・エバンスの馴染みの曲を弾いたCD PIANIST Waltz for Bill Evans を聞きました。以下の曲を集めています。

PIANIST Waltz for Bill Evans


  • PIANIST Waltz for Bill Evans
    1. How My Heart Sings (小曽根真)
    2. Waltz For Debby (Chick Corea)
    3. Israel (Hakuei Kim)
    4. Here's That Rainy Day (山中千尋)
    5. Never Let Me Go (大西順子)
    6. Nardis (小曽根真)
    7. Very Early (Chick Corea and 上原ひろみ)
    8. You and the Night and the Music (大西順子)
    9. What Is This THing Called Love? (Hakuei Kim)
    10. I Should Care (山中千尋)


それぞれの曲が悪いというつもりは毛頭ないんですが、これだけのピアニストを集めていますので、まったくビル・エバンス的な演奏は聞けません。どういうつもりでオムニバスのアルバムに集めたんでしょうか。日本のジャズ・ファンのレベルを、あるいは、我が国のジャズの市場を根本的に誤解しているとしか思えません。ハッキリいってがっかりです。近くの図書館で借りて聞いただけなので、買おうという気にはなりませんでした。日本以外で売れるとはとても思えませんが、日本国内で売れていたりするんでしょうか?
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2011年08月26日 (金) 21:24:00

荒れた試合を打ち勝って東京ヤクルトに先勝!

  HE
ヤクルト020000020 461
阪  神00402021x 9152


やや荒れた打撃戦でしたが、何とか東京ヤクルトを力でねじ伏せて、ロード終了後の甲子園初戦を先勝しました。今日の試合は私から見てベテラン選手の起用に関して、とっても興味深いものでした。第1に、巨人との東京ドームの試合で活躍したように見えたものの、実は、金本外野手は阪神の勝利にはまったく不要であり、若手野手の打力と走力で十分に点は取れる、ということです。第2に、米国から声がかからなかった結果、鳴り物入りで阪神に入団した小林投手はセットアッパーとして力不足で、敗戦処理でなければ1軍には不要だということです。大リーグのスカウト陣の眼力に敬服させられます。もちろん、かなり極端な結論ではありますが、今日の実績として、これだけ若手が活躍して首位ヤクルトに勝てるんですから、真弓監督には明日からの試合で用兵を間違えないで欲しい限りです。

明日も、
がんばれタイガース!
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2011年08月26日 (金) 19:39:00

消費者物価上昇率の計算方式変更について考える

本日、総務省統計局から消費者物価が発表されました。7月の全国と8月の東京都区部です。今回の公表から201年に基準改定された指数に基づく結果となります。全国のコアCPIは前年同月比で+0.2%の上昇、東京都区部の8月は▲0.2%の下落となりました。まず、いつもの日経新聞のサイトから記事を引用すると以下の通りです。

7月の消費者物価0.1%上昇 2年7カ月ぶりプラス
総務省が26日発表した7月の全国消費者物価指数(cpi、2010年=100)は、値動きが激しい生鮮食品を除くベースで99.8となり、前年同月比0.1%上昇した。ガソリン高の影響で2年7カ月ぶりのプラスとなった。ただ薄型テレビなどデジタル家電の価格は大きく下落しており、需要不足によるデフレ圧力はなお根強い。
生活必需品の価格が資源高を背景に上昇し、消費者物価を押し上げた。エネルギーでは、ガソリンが10%、電気代が3%上昇した。小麦の国際価格の上昇をうけ、食パンが2%上がった。
耐久財の価格は下落基調が続いている。食料とエネルギーを除いたcpi(欧米型コア)は0.5%下落した。下落率は6月の0.8%より縮まった。ただ、薄型テレビの価格が3割低下し、ノート型パソコンやエアコンも値下がりするなどデフレの流れは続く。大和総研の熊谷亮丸チーフエコノミストは「海外経済の減速などで家計の所得が悪化すれば、再びデフレ圧力が強まる可能性がある」と指摘する。
CPIは7月分から基準年を05年から10年に切り替えた。最近の消費動向を反映した結果、新製品が相次ぐ薄型テレビの値下がりの影響が大きくなった。
総務省が同日発表した東京都区部の8月のCPI(中旬速報値)は、生鮮食品を除くベースで0.2%下落した。


次に、いつものグラフは以下の通りです。全国のコアCPI上昇率とその寄与度についてエネルギー・食料・その他に分解したもの、コアコアCPI上昇率、東京都区部のコアCPI上昇率です。なお、詳しくは後に書きますが、発表されている指数とウェイトを基に私が計算した結果をグラフにしています。黄色い棒グラフで示したエネルギーに引っ張られた物価上昇といえます。

消費者物価上昇率の推移


次に、全国7月のコアCPI上昇率はほぼ2年半振りにプラスを記録しましたが、東京都区部の8月は再びマイナスに転じています。この現象をとっても分かりやすく表現したのが以下のグラフです。2009年からの東京都区部のコア消費者物価指数を月別にプロットしています。もちろん、全国と東京都区部で同じ動きをしていると主張するつもりはありませんが、昨年7月の指数がポコンと下げているのが見て取れます。今年7月のプラスのCPI上昇率は昨年7月の指数に起因するようです。従って、東京都区部と同じように全国8月の消費者物価上昇率も再びマイナスに戻る可能性が大いにあります。特に、たばこが値上げされた10月には前年の指数がハネ上がっていることから、今年の上昇率はマイナスになる可能性がかなりあると受け止めるべきです。

消費者物価指数の推移


タイトルにした重要な点を後回しにしましたが、今回の基準改定から指数と上昇率の間に不整合を生じるような計算方法に変更されています。総務省統計局の消費者物価指数のサイトにある利用上の注意から引用すると以下の通りです。第2点目です。

利用上の注意
変化率、寄与度及び寄与率は、平成17年基準までは、端数処理(四捨五入)後の小数第1位の指数値を用いて計算していたが、平成22年基準からは、端数処理前の指数値を用いて計算しているため、公表された指数値を用いて計算した値とは一致しない場合がある。


8月12日付けのこのブログで「謎」としていた点は引用した通り、計算方法が変更されているために生じています。上に引用した文言を平たく言えば、物価指数は2通りあって、小数点1ケタで丸めて公表される指数と、丸めずに端数を持っていて上昇率を計算する基礎となっているが公表されない指数、の2通りです。ちなみに、後者が何ケタの端数を持っているのかは不明です。
ですから、結果として、指数を基に計算した上昇率、前月比であれ、前年同月比であれ、「発表された指数を基に計算した上昇率」は「上昇率として発表された上昇率」と一致する保証はありません。上昇率はそれ自体として発表されますので、まだ許容範囲なのかもしれませんが、統計局で個別に発表される例外を除いて、上昇率の寄与度は我々エコノミストを含めたユーザには概算でしか計算できないことになります。
そもそも、端数を持った指数で計算した上昇率の方が正確であるという、かなり疑わしい統計局の信念で計算方法が変更されたことと推測していますが、この統計局の信念の疑わしさはひとまず不問に付すとして、私は上昇率を計算する基となっている端数を持った指数を公表すべきであると考えています。そうでなければ、統計局が偶然にも公表する寄与度でしか物価を分析できない可能性も排除できず、エコノミストとしては職業放棄にもつながりかねないからです。
ただし、この私の主張に対して、同業者のエコノミスト諸氏は驚くほど冷静に対応している可能性があります。私個人は何人かの知り合いからカギカッコ付きの「不満の声」を直接聞きましたが、ニューズレターやメディアの記事などで大っぴらなエコノミストからの「不満」は見かけません。いつもは日銀、財務省、あるいは、内閣府などの主張を右から左にタレ流しているエコノミストもいたりするんでしょうが、この点に関して目立った批判を私は目にしておらず、逆にいえば、日銀や官庁も黙認しているのか、と受け取れなくもありません。私だけが他のエコノミストと異なる主張をすることはありがちなんですが、我が国エコノミストは一般国民と同様に「ガバナビリティ」が高くて官庁には逆らえないのか、あるいは、誠に失礼ながら、分析のレベルがその程度であったのか、はたまた、最も可能性が高く見えるのは、これから「不満」がドッと噴き出すのか、私には不明です。3番目の最も可能性の高い見通しに関して言えば、計算方法を端数なしの指数を基にする旧来の方法に戻すとの主張よりは、現在発表されている上昇率算出の根拠となっている端数ありの指数を公表すべき、との私に近い意見が出て来ることを期待したいと思います。もっとも、それはILOマニュアルに反しているのかもしれません。おそらく、あくまでおそらくですが、統計局の統計担当者の方がILOマニュアルには詳しいんでしょう。
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2011年08月25日 (木) 22:05:00

勝たねばならない試合を引分けに終わる!

  HE
阪  神0001100100 3141
読  売0120000000 360


勝たねばならない試合でしたが、引分けまでしかジャイアンツに迫ることが出来ませんでした。相手の2倍を超える14安打を放ちながら、途中段階で勝ち越すことすら出来ず、打線の決定力と走力の不足を露呈したと受け止めています。相変わらず、結果論ながら、采配も裏目裏目に出ました。繰返しになりますが、これは結果論です。現在の調子では爆発的な連勝によりリーグ優勝にたどり着くのは難しそうな気がします。

明日からの東京ヤクルト戦も、
がんばれタイガース!
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2011年08月25日 (木) 19:45:00

池井戸潤『空飛ぶタイヤ』と『下町ロケット』を読む

池井戸潤『空飛ぶタイヤ』と『下町ロケット』


池井戸潤さんの『空飛ぶタイヤ』(実業之日本社刊) と『下町ロケット』(小学館) を読みました。後者は直木賞を受賞した作品です。従って、図書館では200人待ちでしたので買い求めました。前者は図書館で借りました。いずれも、東京にある町工場の中小企業と我が国を代表する財閥グループである三菱との関係を描き出したものです。なお、作者は慶大から三菱銀行のご出身だったりします。直木賞受賞作の『下町ロケット』には出版社の特設サイトが開設されています。なお、私は見ていませんが、いずれもWOWOWでドラマ化されているそうです。
『空飛ぶタイヤ』はトラックのタイヤが脱輪して町の運送業者が死亡事故を起こした後、トラック・メーカーの車の構造的欠陥やリコール隠しが明らかにされる過程を、『下町ロケット』では研究者としてロケット開発に携わっていた中小企業経営者が大企業の重工会社にロケットのバルブに関する特許で先行した上で、その部品を製造・納入する過程を、それぞれ、中小企業と大企業の対決の観点から取り扱っています。もちろん、熱血漢のそろった中小企業と官僚的な対応に終始する大企業というステレオタイプの取り上げ方ですが、読者の心に響くものがあります。中小企業と財閥系大企業という企業活動だけの切り口ではなく、中小企業経営者や大企業管理職の家族問題も実にうまく配置されています。

どちらも大いにオススメなんですが、どちらか1冊ということになれば、大企業の犯罪行為に焦点を当てて、やや社会的に暗い面を含んでいる『空飛ぶタイヤ』が直木賞候補で終わった一方で、未来に向けた夢のある宇宙開発の技術的な興味も含めて『下町ロケット』は直木賞を受賞し、コチラに軍配が上がるのは当然です。多くの方が手に取って読むことを願っています。
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2011年08月24日 (水) 20:50:00

まさかのアニキ弾でジャイアンツを沈めて能見投手が7勝目!

  HE
阪  神000100010 230
読  売000100000 140


両チーム合わせてわずか7安打の投手戦を想定外の金本弾で制してジャイアンツを沈め、8回まで投げた能見投手は7勝7敗のタイに星を整えました。うち2本がソロ・ホームランとはいえ、わずか3安打で競り勝てたのは、阪神の実力の高さが示されたといえましょう。退屈しない好試合でした。

明日の巨人戦も、
がんばれタイガース!
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2011年08月24日 (水) 19:43:00

ムーディーズの日本国債格下げは何を意味するのか?

米国の格付け会社ムーディーズが日本国債を Aa3 に1ノッチ引き下げ、見通しは安定的 outlook stable とのプレス・リリースを発表しています。引用元は以下の通りですが、念のため、ムーディーズは日本の金融商品取引法上の登録を受けた信用格付け業者ではありません。何らご参考まで。



取りあえず、日経新聞のサイトから記事を引用すると以下の通りです。

ムーディーズ、日本国債を格下げ 1段階低い「Aa3」
9年ぶり、見通しは「安定的」

米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは24日、日本国債の格付けを「Aa2」から「Aa3」(ダブルAマイナスに相当)へ1段階引き下げたと発表した。同社による日本国債の格下げは約9年ぶり。今後の見通しは安定的とした。格下げの理由は「多額の財政赤字と、2009年の世界的な景気後退以降の政府債務の増加を受けたものだ」と指摘した。
同社は日本国債について5月末に格下げ方向で見直すと発表していた。発表文では「過去5年にわたり首相が頻繁に交代したことが、長期的経済・財政戦略を効果的で一貫した政策として実行に移す上での妨げとなってきた」と指摘。東日本大震災と原子力発電所事故が「世界的景気後退からの回復を遅らせ、デフレを悪化させた」として、社会保障と税の一体改革などの実現に疑問を呈している。


すでに、5月31日付けで日本のソブリンについては格下げ方向で見直しと発表されていましたから、市場は平静で織込み済みの感がありますが、財務省などは大臣が記者会見を開いて為替について発言する中で、財政再建に関しても発言するなど、かなり敏感に反応しているようです。なお、ムーディーズのリポートの p.5 に従えば、日本のソブリンの格付け変更につながる要因は以下の通りとされています。プラス要因がほとんど実現しそうにない一方で、マイナス要因がかなり実現しそうに見えるのは私だけでしょうか。

  • 格上げにつながるプラス要因
    1. 財政再建目標達成に向けた着実な進展。
    2. 景気低迷からの力強く持続的な回復
  • 格下げにつながるマイナス要因
    1. 社会保障と税の一体改革の実施の遅れ。
    2. 世界的景気後退の長引く影響と、3月の地震、津波および原発事故の継続的な影響から、経済が回復できない場合。
    3. 国債市場の国内投資指向の弱まり、あるいは日本の対外ポジションの大幅な悪化。


また、Moody's Sovereign Ratings Summary によれば、シングルA以上の自国通貨建ての長期ソブリン格付けは以下の通りです。私がピックアップしましたのでタイプミスがあり得ます。ご容赦下さい。

ratingscountries
AaaAustralia, Austria, Canada, Canada, Denmark, Finland, France, Germany, Luxembourg, Netherlands, New Zealand, Norway, Singapore, Sweden, Switzerland, U.K., U.S.A.
Aa1Belgium, Hong Kong,
Aa2Bermuda, Italy, Kuwai, Qatart, Slovenia, Spain, U.A.E.
Aa3Chile, China, Japan, Macao, Saudi Arabia, Taiwan
A1Czech, Estonia, Israel, Korea, Malta, Oman, Slovakia
A2Botswana, Poland
A3Bahamas, Malaysia, South Africa


なお、一部に誤解があるようなんですが、日本国債 JGB のムーディーズによる格付けは2002年から2007年まで数年間にわたって A1 を付けられていた時期があり、その後、Aa2 まで回復してから Aa3 に今回引き下げられたわけであり、1998年にムーディーズの Aaa を失い、2001年に S&P の AAAから引き下げられて以来、トップ・レーティングに復帰したことはありません。経済規模に比較してかなり低いレーティングに甘んじていることは確かです。すべては財政事情に起因します。以下の表はムーディーズと S&P による日本国債の格付けの推移を私が取りまとめたものです。これも、タイプミスはご容赦ください。その下のグラフは分かりづらいかもしれませんが、表をビジュアライズしたもののつもりです。ムーディーズは2002年5月に Aa3 から一気に2ノッチ格付けを引き下げたことがあります。

年月Moody'sS&P
1998年11月以前AaaAAA
1998年11月Aa1AAA
2000年9月Aa2AAA
2001年2月Aa2AA+
2001年11月Aa2AA
2001年12月Aa3AA
2002年4月Aa3AA-
2002年5月A2AA-
2007年4月A2AA
2007年10月A1AA
2008年6月Aa3AA
2009年5月Aa2AA
2011年1月Aa2AA-
2011年8月Aa3AA-


日本国債格付けの推移


短期的な市場の動揺はともかく、中長期的にもっとも警戒すべきなのは、我が国の高齢化の進展に伴って、国内貯蓄の余力がなくなることです。政府債務や国債の調達を国内資金ではまかない切れずに海外に頼るようになれば、市場からの財政規律の順守への圧力がさらに強く加わります。私以外のエコノミストはほとんど誰も主張しませんが、財政に関する市場の圧力がシルバー・パワーの意向に沿った政治圧力と正面から対立する時、日本経済は大きな困難に直面する可能性があります。
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2011年08月23日 (火) 21:44:00

ベンチワークの差、4番打者の決定力の差、リリーフ投手の差、歴然たる実力の差?

  HE
阪  神010000010 2110
読  売00000212x 570


1点を取りに行く攻撃、あるいは、1点を守りに行く守備でのベンチワーク、ここぞというチャンスでの4番打者の決定力、先頭打者をフォアボールで出しまくる阪神リリーフ投手陣のコントロール、これらを総合して、今夜の試合では歴然たる実力の差を見せつけられた気がします。完敗でした。

気を取り直して明日は、
がんばれタイガース!
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2011年08月23日 (火) 19:37:00

2009年経済センサスに見る正規・非正規雇用

かなり旧聞に属する話題ですが、8月11日に総務省統計局から2009年経済センサスの調査結果から、「従業上の地位別にみる我が国の従業者の状況」と称して、正規・非正規雇用の特徴を産業別・地域別に算出しています。調査時点が2009年7月1日ですから、いわゆるリーマン・ショックを含む景気後退局面を2009年3月に終えて、回復局面に入ったばかりのころの調査結果ですので、雇用がやや景気局面に遅行する指標であるとすれば、それなりのバイアスは認識する必要があるものの、こういった悉皆のセンサス調査は貴重な情報ですので、メディアの注目度が低いこともあり、何らかの記録に残すためにも、このブログで簡単に取り上げておきたいと思います。

産業別雇用者の正規・非正規比率


まず、上のグラフは非農林漁業の産業別の正規・非正規比率です。統計局のリポートの p.4 図2を引用しています。雇用者に占める非正規比率が39.8%と、ほぼ4割を占める中で、電気・ガスなどの公益事業の非正規比率が低く、他方、宿泊・飲食サービス業は何と75%を超えています。より細かい産業分類では、いかにもという感じですか、統計局のリポートの p.6 表3に従えば、ハンバーガー店が非正規比率94.9%で堂々のトップとなっています。正規雇用は20人に1人しかいないわけです。なお、90%を超えているのはハンバーガー店だけです。

都道府県別雇用者の正規・非正規比率


次に、これも非農林漁業で見て都道府県別の正規・非正規比率のそれぞれのトップテンは上のグラフの通りです。統計局のリポートの p.7 図3を引用しています。さすがに、産業別ほどには差を生じていませんが、本社バイアスであろう東京都と日本海側の豪雪地帯で正規の比率が高い一方で、東京都以外の首都圏と関西、私の印象では比率と都市化されている地域で非正規比率が高く、特に、奈良県では雇用者の半分近くが非正規であるという事実には驚きました。ただし、東京都は非正規比率は低いものの、いわゆる派遣比率は全国平均の2.9%に対して4.0%と全国でも最も高くなっています。統計局のリポートの p.8 図5を引用した下のグラフの通りです。トップテンには都市化された地域の都府県がズラリと並んでいます。

都道府県別雇用者の派遣比率
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2011年08月21日 (日) 21:52:00

ビミョーな引分け、負けなくてよかったが、やっぱり勝ちたかった!

 十一 HE
阪  神10000000000 070
横  浜00000010000 1100


決定力なくスミ1で終わった攻撃が残念無念というところですが、投手陣ではメッセンジャー投手の換え時の判断ミスが勝てなかった原因のひとつに上げられます。この引分けの評価はビミューな気がしますが、相手は横浜ですし、阪神は負越し借金ありのBクラスなわけですから、負けなかったというよりも、勝てなかったと考えるべきです。それにしても、小林投手への信頼感は一夜にして崩壊し、競ったゲームでは出してもらえなくなったんでしょうか?

次の巨人戦は、
がんばれタイガース!
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2011年08月21日 (日) 18:41:00

キース・ジャレットの来日コンサート'96をDVDで鑑賞する

Keith Jarrett Trio Concert 1996


お天気が冴えない日曜日に、午前中プールに行った帰り道に図書館に立ち寄り、午後からは、前々から借りてあったDVDを鑑賞します。キース・ジャレットのレギュラー・トリオが1996年に来日した際の演奏を収めたDVDで、Tokyo '96 として音楽CDとしても出ています。もっとも、CDの方にはアンコール曲は収録されていないような気がします。
キース・ジャレットは特にライブではピアノを弾きながら「唸る」んですが、あのように腰を浮かせて弾いていると、マイクが唸り声を拾いやすいことを理解しました。当然ながら、ドラマーのジャック・デジョネットには2本しか腕がないことも確認しました。ベーシストのゲイリー・ピーコックが私の勝手な印象に反して、かなり背が高いことも意外でした。

酒も飲まなければ、夜のお出かけもとっても少ない私ですので、新宿や青山周辺のジャズ・スポットに出かけることもなく、このようなDVDでコンサートの様子を知るしか、薄給の公務員には出来ないのは情けない限りですが、15年前の古い映像ながら、とっても楽しめました。
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2011年08月20日 (土) 21:56:00

小刻みに加点し、小刻みに継投し、何とか横浜を下して連敗ストップ!

  HE
阪  神200010110 571
横  浜010001010 3110


攻撃面ではヒット数で横浜に打ち負けながら、外国人選手の効果的なホームランとフォアボール連発の押出しにより、先取点の後も小刻みに加点し、投手陣は先発の久保投手が6回途中まで失点1自責点2と先発の役目を果たした上で、これまた小刻みな継投で雨中の熱戦を逃げ切り、今週前半の悪夢の広島戦からの連敗をストップしました。私はシロートなので、ゲーム差がどうなって、阪神の順位がどこまで上がったのか、サッパリ分かりませんが、ロードの最後でチョッピリ雰囲気がよくなった気がします。

お天気が怪しいながら明日も、
がんばれタイガース!
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2011年08月20日 (土) 15:25:00

小川洋子『猫を抱いて象と泳ぐ』(文春文庫)を読む

小川洋子『猫を抱いて象と泳ぐ』(文春文庫)


小川洋子『猫を抱いて象と泳ぐ』(文春文庫)を読みました。アチコチで取り上げられている通り、チェスを扱った作品です。というか、私の見方を表に出せば、チェスの棋譜をメインに据えた小説です。主人公はリトル・アリョーヒンと呼ばれる少年、あるいは、11歳で成長を止めてしまった男性です。まず、出版社の特設サイトからあらすじを引用すると以下の通りです。

伝説のチェスプレーヤー、
リトル・アリョーヒンのひそやかな奇跡。

『博士の愛した数式』で数字の不思議、数式の美しさを小説にこめた著者が、こんどはチェスというゲームの不思議、棋譜の美しさをみごとに生かし、無垢な魂をもったひとりの少年の数奇な人生をせつなくも美しく描きあげました。
かつてない傑作の誕生です!


この小説の大きな特徴は2つあり、第1に、社会的・歴史的な背景を一切無視していることです。といっても、自ずと限界はあり、そもそも実在のアリョーヒンが死んだのが1946年ですから、それ以降の時代背景であり、そして、おそらくは欧米のどこかであって、アジアやアフリカではあり得ないと考えられます、第2に、リトル・アリョーヒンと呼ばれた少年だか青年だかの一生を、文字通り、生まれるところから死ぬまでを小説でカバーしていることです。前者の特徴はアチコチの書評なんかで注目されていますが、私は必ずしも作者の意図が成功したとは考えていません。控えめに言っても疑問が残ります。しかし、後者の人間の一生をすべてカバーした小説と言うのはかなり少なく、この点は大きな成功を収めたと私は受け止めています。
成長したがゆえにデパートの屋上から下りられなくなった象、太り過ぎてクレーンで死体をバスから運び出したマスター、それらを見て成長することを止め、チェス人形の中でプレーして棋譜を残すことを生涯の仕事とし、ミイラとの手紙による棋譜のやり取りなど、非常に滑らかかつ美しくストーリーは進みます。作者の力量を余すところなく感じ取ることが出来ます。ただし、傑作であるが故に、1点だけ苦言を呈すれば、二重の意味を持たせた「リトル・アリョーヒン」をもっと自然に書き分けて欲しかった気がします。この「リトル・アリョーヒン」は主人公を指す場合とアリューヒンを模して造られたチェス人形を指す場合があり、後者の場合は二重クォーテーションで囲んであります。しかし、これだけの力量を持つ作者にしては、余りに芸のない書分けではないかと私は危惧しています。私の不満は、作者なのか、編集者なのか、どちらにぶつけるべきか不明ですが、少しストレスを生じたことは確かです。

現在の豊かな日本でもそうは出会えないくらい、なかなかの傑作であることは確かです。私は文庫になった機会に買い求めましたが、多くの図書館でも所蔵されていることと思いますし、多くの方が手に取って読むことを願っています。
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2011年08月19日 (金) 16:33:00

我が国の輸出はこのまま回復するのか?

昨日は一家そろって恐竜博2011に出かけてブログで取り上げるのはパスしましたが、財務省から貿易統計が発表されています。7月の貿易収支は季節調整していない原系列で黒字、季節cg法性済むの系列では赤字と、いずれもわずかな額ながら市場の事前コンセンサスにミートしました。まず、日経新聞のサイトから記事を引用すると以下の通りです。

貿易黒字2カ月連続 7月輸出3.3%減、車は回復
財務省が18日発表した7月の貿易統計速報通関ベース)によると、輸出額は5兆7819億円となり、前年同月比3.3%減少した。マイナス幅は6月の1.6%減から拡大した。サプライチェーン(供給網)の復旧で自動車などは持ち直したが、月によって振れが大きい船舶の減少などが響いた。今後、節電に伴う生産減や海外経済の減速が輸出の回復を鈍らせる可能性もある。
輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は725億円の黒字となった。東日本大震災の影響で4-5月は赤字だったが、6月からは黒字が続いている。
輸出の主力である自動車は回復が続いた。7月は前年比4%減で、6月の13%減からマイナス幅が縮まった。自動車メーカーが海外市場の在庫を積み増す動きも、輸出を押し上げた。米国や中国向けの工作機械が堅調な金属加工機械は5割近く伸びた。ただ、1隻あたりの単価が高い船舶が31%減となり、スポット契約が多い軽油も増加幅が縮小したため、全体のマイナス幅が拡大した。
7月の輸出額は季節調整済み前月比では0.8%増となった。財務省は輸出の持ち直しは続いているとみているが、夏場の節電に伴う生産減少や海外経済の減速、円高で8月以降は輸出が足踏み状態になる恐れもある。
世界的なIT(情報技術)市況の不調を受け、半導体など電子部品はなお回復の兆しが見えていない。農林中金総合研究所の南武志主任研究員は「世界経済の減速傾向が輸出の伸びを抑制した可能性がある」と指摘している。
一方、7月の輸入額は前年比9.9%増となった。原子力発電所の運転停止の影響で、引き続き火力発電用の液化天然ガス(LNG)需要が増加しているためだ。


続いて、いつもの貿易統計のグラフは以下の通りです。上下のパネルとも輸出入とその差額たる貿易収支の額なんですが、上のパネルは季節調整していない原系列、下のパネルは季節調整済みの系列です。いずれも縦軸の単位は兆円です。

貿易統計の推移


3月の震災に伴う供給制約に起因する輸出の減少は一巡しつつあるとの見方が一般的ですが、世界経済の減速ないし停滞に起因して、再び我が国の輸出が伸び悩む局面が始まろうとしています。下のグラフは輸出額の前年同月比伸び率を価格と数量で寄与度分解したグラフを一番上のパネルに配し、その下はOECD先行指標の前年同月比の1か月リードをとったもの、さらに、米国製造業ISM指数とともに輸出指数をプロットしたグラフを配しています。震災直後の下振れを別にしても、この先の輸出が増加すると楽観できる状況にないことが読み取れます。さらにさらにで、これら需要の数量要因に加えて、価格要因として為替がとてつもない円高で推移していることも考慮すべきです。年内くらいは復興需要で景気の下支えが出来るとしても、その先は、あるいは、その途中にでも市場で財政破綻懸念や政治に起因する何らかのショックが生じたら、先行きは決して楽観できないと考えるべきです。

輸出関連指標の推移


遅ればせながら、昨日に財務省から発表された貿易統計とともに我が国の景気の先行きについて、決して楽観できる状況にないことを簡単に取りまとめておきます。
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2011年08月18日 (木) 21:53:00

野球以外の問題? 広島にまさかの3連敗で借金2のBクラスに沈む!

  HE
広  島002100020 580
阪  神102000100 473


広島相手にまさかの3連敗で借金2のBクラス転落です。打っても打っても、内野手のエラーがあるとはいえ、投手陣が追いつかれ・追い越されで、ザルのような試合内容でした。野球の問題なのか、一部週刊誌に報じられているような野球以外の問題なのか、ひょっとしたら阪神球団や選手も被害者なのか、私にはサッパリ分かりませんが、昨夜も書いた通り、このあたりは踏ん張りどころでしょう。

明日からの横浜で盛り返すべく、
がんばれタイガース!
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2011年08月18日 (木) 20:23:00

一家そろって恐竜博2011に出かける

恐竜博 2011 ポスター


私なりに考えて、この夏休みの話題の展覧会は、恐竜博2011、大英博物館コレクションから古代ギリシア展空海と密教美術展の3つくらいだろうと考えていて、すべて上野公園で開催されているんですが、最後の密教美術展は我が家の中学生には興味なく、浄土真宗信者の私も興味なく、早々に候補から落ち、結局、最初の恐竜博2011に一家そろって行きました。昼ころに我が家を出て上野で腹ごしらえを済ませた後、午後から上野公園に向かいます。入場制限こそありませんでしたが、平日にもかかわらず、なかなかの人出でした。ほぼ毎年のように開催されている恐竜博ですが、人気のほどがうかがえます。
今年の主役はトリケラトプスとティラノサウルスです。両者の争いの場面が2D動画で見られて、すごい迫力がありました。恐竜の肌というか、皮膚の色が分かり始めたのがこの1年の研究の成果として強調されていました。最後のお土産の品ぞろえも豊富で、我が家もいくつか買い求めました。下の写真は上から、トリケラトプス、ティラノサウルス、お土産を買った我が家の子供達です。展示室内はフラッシュを使用しなければ写真撮影は可能です。

恐竜博2011にてトリケラトプス

恐竜博2011にてティラノサウルス

恐竜博2011を見終えた子供達
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2011年08月17日 (水) 21:50:00

榎田投手と小林投手をつぎ込みながら1点差が追いつかず連敗!

  HE
広  島000131000 5120
阪  神020000200 490


今夜は両チームの先発投手が責任回数を待たずに降板し、中継ぎ投手の勝負に持ち込まれました。結局、1点が届かずに連敗です。この時期に、しかも広島相手に困ったものです。打てないのは前から同じなんですが、典型的には先日のメッセンジャー投手で、先発も中継ぎも全体的に投手陣が疲れ始めている印象があります。このあたりが踏ん張りどころなのかもしれません。

いくら何でも3タテを回避すべく明日は、
がんばれタイガース!
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2011年08月17日 (水) 18:42:00

最近買ったジャズのCDから

先月リリースされたものの中から、私が最近買ったジャズのCDです。7月終わりか8月初めに買いました。私はCDについては本と違って買いに出かけるのがメンドウなのでアマゾンで頼んでしまうことが多いんですが、チック・コリアの新しい2枚組CDが品切れ中だったので、新宿のタワーレコードで買い求めました。まず1枚目です。チック・コリアのピアノ・トリオの演奏で、タイトルもメンバーも選曲も、多分にビル・エバンスを意識しています。

Chick Corea/Further Explorations


DISC-1
  1. Peri's Scope
  2. Gloria's Step
  3. They Say That Falling in Love Is Wonderful
  4. Alice in Wonderland
  5. Song No.1
  6. Diane
  7. Off the Cuff
  8. Laurie
  9. Bill Evans
  10. Little Rootie Tootie


DISC-2
  1. Hot House
  2. Mode VI
  3. Another Tango
  4. Turn out the Stars
  5. Rhapsody
  6. Very Early
  7. But Beautiful - Part 1
  8. But Beautiful - Part 2
  9. Puccini's Walk


チック・コリアは2007年にやっぱりベースにエディ・ゴメスを迎えて「ワルツ・フォー・デビー」を入れたアルバムを発表しましたが、私の印象からして、ビル・エバンスとチック・コリアはかなりプレイ・スタイルが違うんで、ややムリ筋のような気もします。でも、この2枚組みを一気に聞き終わると、やっぱり、ビル・エバンス的ではなくチック・コリア的なピアノが耳に残っています。しかしながら、さすがに、当代随一のピアニストの1人ですから、ビル・エバンスには何の関係もなく、非常に出来のいいアルバムに仕上がっています。今年4月のNYブルー・ノートでのライブ録音なんですが、当然ながら、お客さんもピアノ・トリオの演奏を聞くレベルで上品です。この内容で2枚組3,500円はオトク感を持つ人もいそうな気がします。

小曽根真/Live and Let Live - Love for Japan


  1. Blue Bossa
  2. Kujawiak
  3. Goldaze
  4. Variations on a Dance
  5. There Is No Greater Love
  6. Summertime
  7. Adagio
  8. Am I a Dreamer?
  9. Furusato


3月の震災後のチャリティをうたって音楽シーンからも、怪しげなものも含めれば、何枚かアルバムがリリースされましたが、これもその1枚です。文句なく我が国最高のジャズ・ピアニストである小曽根真がリードを取っています。でも、純粋に音楽的にこのアルバムに3,000円を投じるかと聞かれれば、疑問を持つ向きがありそうな気もしますが、まあ、こういったジャズのアルバムも1枚くらいは買っておこうかというカンジかもしれません。もちろん、決して出来が悪いわけではなく私の好みに合わないというだけで、例えば、最後の「ふるさと」を熱唱しているのは神野三鈴ではないかと思うんですが、これだけは聞いておいて損はありません。素晴らしい出来栄えです。

私のウォークマンは完全にオーバーフローしていますので、チック・コリアの Further Explorations は何とか他の曲を削除して詰め込みましたが、小曽根真のチャリティ盤の方は諦めました。
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2011年08月16日 (火) 21:32:00

両エース互角の投手戦ながら藤川投手が最終回に打ち込まれて負ける!

  HE
広  島000000102 380
阪  神000000010 151


今夜は能見投手と前田投手のエース対決の投手戦でした。6回まではほぼ互角の展開でゼロを連ね、7回に能見投手が阪神外野陣最大の守備の穴を的確に突かれて失点し、逆に、8回には代打攻勢からマートン外野手のクレバーなプッシュバントで追いつき、両エースが8回まで1失点ずつの互角の勝負を展開しましたが、最終回に藤川投手が打ち込まれて負けました。球界最高のクローザーの1人が9回途中で新人投手に交代させられたんですからショックな場面でした。

これ以上は下位チームに取りこぼしすることなく、
がんばれタイガース!
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2011年08月16日 (火) 13:48:00

1次QEに示された日本経済の姿はやっぱり景気後退ではない!

昨日は私学高校バレーボール大会の応援にうつつを抜かして、内閣府から公表された今年2011年4-6月期GDP統計の1次QEについてパスしてしまいましたが、1日遅れて今日のブログで取り上げたいと思います。まず、ヘッドラインとなる成長率は季節調整済みの前期比で▲0.3%、前期比年率で▲1.3%のマイナスを記録しました。まず、日経新聞のサイトから記事を引用すると以下の通りです。

GDPマイナス1.3% 4-6月の年率、輸出が大幅減
3四半期連続

内閣府が15日発表した2011年4-6月期の国内総生産(GDP)速報値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比0.3%減、年率換算で1.3%減となった。マイナス成長は3期連続。東日本大震災によるサプライチェーン(供給網)の寸断で、自動車などの輸出が大幅に落ち込んだのが響いた。生活実感に近い名目GDPは1.4%減、年率で5.7%減と大きく落ち込み、デフレ圧力がなお根強いことも浮き彫りになった。
日本経済が3期連続のマイナス成長に陥ったのは、08年4-6月期以降の4期連続のマイナス成長以来。与謝野馨経済財政担当相は「月ごとの動きを見れば、足元では景気は持ち直している」と強調。景気は後退局面に入っていないとの認識を示した。
前期比年率でみた4-6月期の実質成長率は、日経グループのQUICKがまとめた民間予測中央値(マイナス2.5%)を上回った。マイナス幅も1-3月期の3.6%から大幅に縮小し、成長率は水面下ながら持ち直し傾向にある。
全体で前期比0.3%減となった実質の増減にどれだけ影響したかを示す寄与度をみると、個人消費など内需がGDPを0.43%分押し上げた半面、外需は輸出の大幅な落ち込みを背景に0.76%分の押し下げ要因となった。
需要項目別の内訳では、GDPの6割近くを占める個人消費は0.1%減。このうち耐久財消費は地上デジタル放送への移行で薄型テレビが伸び、6.1%の大幅増。半面、非耐久財消費は震災直後の食品購入の反動減や電気代の節約などで2.4%減少した。サービスも0.4%減った。住宅投資は1.9%減と、4期ぶりに前期を下回った。
設備投資は0.2%増。被災工場の復旧投資が出て、2期ぶりのプラスに転じた。公共投資は3.0%増。被災地の仮設住宅の建設で6期ぶりのプラスとなった。
民間の在庫動向も実質成長率を0.3%分押し上げた。企業は震災直後、供給網の寸断で在庫を急速に取り崩したが、4-6月期はそのペースが鈍った。GDPの計算上はプラスに寄与する。
外需では、輸出は前期比4.9%減少。供給網の寸断による自動車や集積回路の減産で輸出分の供給が間に合わず、09年1-3月期(25.3%減)以来の大幅な落ち込みとなった。輸入は0.1%増だった。
総合的な物価の動向を示すGDPデフレーターは前年同期を2.2%下回った。7期連続の下落でマイナス幅は10年1-3月期(2.8%)以来の大きさとなった。前期比では1.1%下落し、個人消費を中心に物価が持続的に下落するデフレ基調がなお続いている。


ということで、ほぼ適確にいろんなことが取りまとめられた記事なんですが、次に、いつものGDPコンポーネントごとの成長率や寄与度を表示したテーブルは以下の通りです。基本は、雇用者所得を含めて季節調整済み実質系列の前期比をパーセント表示したものですが、表示の通り、名目GDPは実質ではなく名目ですし、GDPデフレータと内需デフレータだけは季節調整済み系列の前期比ではなく、伝統に従って季節調整していない原系列の前年同期比となっています。また、アスタリスクを付した民間在庫と内需寄与度・外需寄与度は前期比成長率に対する寄与度表示となっています。なお、計数は正確を期しているつもりですが、タイプミスもあり得ますので、データの完全性は無保証です。正確な計数は自己責任で最初にお示しした内閣府のリンクからお願いします。

需要項目2010/
4-6
2010/
7-9
2010/
10-12
2011/
1-3
2011/
4-6
国内総生産GDP▲0.1+1.0▲0.6▲0.9▲0.3
民間消費▲0.4+0.9▲0.8▲0.6▲0.1
民間住宅▲0.1+2.1+2.8+0.2▲1.9
民間設備+2.4+1.1+0.1▲1.4+0.2
民間在庫 *▲0.5+0.50.0▲0.3+0.3
公的需要▲0.2▲0.1▲0.6+0.6+0.9
内需寄与度 *▲0.5+1.2▲0.6▲0.7+0.4
外需寄与度 *+0.3▲0.2▲0.1▲0.2▲0.8
輸出+6.7+0.7▲1.0+0.0▲4.9
輸入+4.9+2.6▲0.6+1.5+0.1
国内総所得GDI▲0.6+1.0▲0.7▲1.7▲0.8
名目GDP▲0.9+0.6▲1.0▲1.5▲1.4
雇用者報酬+0.3+0.8+0.1+0.2+0.6
GDPデフレータ▲2.0▲2.1▲1.6▲1.9▲2.2
内需デフレータ▲1.0▲1.5▲1.0▲0.9▲0.9


さらに、いつもの需要項目別の寄与度を示したグラフは以下の通りです。季節調整済みの系列の前期比成長率に対する寄与度で、左軸の単位はパーセントです。棒グラフの色分けは凡例の通りとなっていますが、本日発表された4-6月期の最新データではグレーの棒グラフの民間在庫や黄色の公的需要などの内需がプラスの寄与を示している一方、外需がマイナスに陥っていることが読み取れます。

GDP前期比成長率と需要項目別寄与度の推移


8月13日土曜日のエントリーに対して重大な訂正をしておきたいと思います。すなわち、3四半期連続のマイナス成長を記録したからといって、やっぱり、日本経済の現状は景気後退ではないと私の考えを改めるに至りました。景気動向指数やその基となっている月次の経済指標をキチンと見る限り、景気後退の印象は見出せません。あくまで印象ですが、景気後退ではなく震災に起因する一時的な供給ショックの様相を呈しています。重ねて、8月13日の土曜日に記した結論について、お詫びして訂正したいと思います。その上で、やっぱり、足元の7-9月期は高成長となることは確実です。ただし、その後、世界経済の減速に従って年末から来年にかけてどのように日本経済が推移するかは不透明です。取りあえずの印象を記しておきます。
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2011年08月15日 (月) 17:15:00

母校バレーボール部の応援で高校バレー大会に行く

今日は世田谷の砧公園にある体育館まで自転車を飛ばして、母校の高校バレーの応援に行きました。私立高等学校バレーボール選手権大会というマイナーな大会です。2010年までは毎年12月に開催され、「私学ウィンターバレー」と呼ばれていたところ、よりメジャーな「春の高校バレー」が今年から1月開催になってしまったため、「さくらバレー」と名付けて4月開催の新装オープン予定だったんですが、震災の影響で8月半ばまでズレ込んでしまった次第です。しかし、この時期までズレた結果、インターハイと重なって強豪チームが軒並み辞退したため、我が母校まで出場機会が回って来たそうで、それはそれで有り難かったりします。誠に少額ながら事前のカンパに応じるとともに、今日はドラ焼きを差入れに買いこんでイソイソと駆けつけました。
写真は上が本日の第1試合で「必勝」の部旗をバックに部旗と同じ紺色のユニフォームで試合する後輩達、下が本日の第2試合を白のユニフォームで終えて応援席に挨拶する後輩達です。結果は特に記しません。私の出身高校は男子単学6年制一貫の進学校で、私が卒業したころも今も卒業生の3割から4割が東大と京大に進学するんですから、スポーツがそんなに強いハズもありません。

私立高等学校バレーボール選手権大会

私立高等学校バレーボール選手権大会


私が応援に駆けつけたのは、後輩は後輩でも、現在の高校生諸君ではなく、バレーボール部の顧問の先生が私の2年後輩だったりするからです。私が中学3年生だった時に1年生で入って来た後輩で、30年以上も昔の私の高校卒業以来の再会です。運動部の後輩が母校の教員になり、中学生や高校生を指導してくれているのは心強い限りです。最後に、彼の方から私とのツーショットの写真を所望した時は少し照れましたが、ヒゲを剃って行ってよかったとしみじみと実感しました。中学校や高校でスポーツをしていた紅顔の美少年と違って、今では2人とも立派なオッサンです。
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2011年08月14日 (日) 22:16:00

勝ったからいいものの、9回ウラは一体何だったのか?

  HE
阪  神002010005 8151
ヤクルト000001006 7110


昨夜がボロ負けだっただけに、今夜は何としても勝っておきたいところ、先発の岩田投手はボールが先行してリズムが悪く、攻撃もしみったれた得点しか上げられませんでしたが、リフレッシュ休暇明けの榎田投手が出て来たあたりからリズムが戻り、最終回には打線爆発で今夜は今夜は何とか逃げ切りました。16安打の8得点は久し振りな気がしますし、9回つるべ打ちの5得点は見ていて大いにストレス解消になりました。クリンナップの3人にすべて打点がついたんですから上出来です。でも、ことごとくチャンスでポップフライを打ち上げた金本選手はそろそろスタメンから外すべきでしょう。
最後に、9回ウラの守備はどうしたんでしょうか。福原投手はご愛嬌としても、守備固めに入った柴田外野手の落球は信じられないプレーでした。新井選手もエラーするし、何が起こったんでしょうか?

この勢いで今週の下位チームとの対戦でも、
がんばれタイガース!
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2011年08月13日 (土) 22:00:00

今日は連勝の中休みで東京ヤクルトにボロ負け!

  HE
阪  神010000010 261
ヤクルト050210000 8110


さすがに首位のチームですから、そうそう何度も3タテはさせてくれません。ということで、今夜はボロ負けでした。サッパリ打てないのは連日のことながら、今夜は守りは乱れるわ、出たピッチャーが西村投手以外はみんな打ち込まれるわで、こういった要素がいっぺんに現れるとボロ負けに帰結します。まあ、こんな日もあります。しっかり忘れて明日はがんばりましょう!

明日はカード勝越し目指して、
がんばれタイガース!
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2011年08月13日 (土) 19:56:00

2011年4-6月期1次QEは3四半期連続のマイナス成長か?

来週月曜日8月15日の発表を前に、GDP統計1次速報に必要な経済指標がほぼ出尽くし、各シンクタンクや金融機関などから2011年4-6月期の1次QE予想が出そろいました。いつもの通り、顧客向けのニューズレターなどのクローズな形で届くものは別にして、ネット上でオープンに公開されているリポートに限って取りまとめると下の表の通りです。ヘッドラインは私の趣味でリポートから特徴的な文言を選択しました。可能な範囲で、足元の7-9月期以降の先行き見通しを拾いましたが、より詳細な情報にご興味ある向きは左側の機関名にリンクを張ってあります。リンクが切れていなければ、pdf 形式のリポートがダウンロード出来ると思います。"pdf" が何のことか分からない人は諦めるしかないんですが、もしも、このブログの管理人を信頼しているんであれば、あくまで自己責任でクリックしてみましょう。本人が知らないうちに Acrobat Reader がインストールしてあって、別画面が開いてリポートが読めるかもしれません。

機関名実質GDP成長率
(前期比年率)
ヘッドライン
日本総研▲1.2%
(▲4.7%)
先行きを展望すると、サプライチェーン寸断やマインド低下がいずれも解消に向かい、生産の回復と個人消費の持ち直しが見込まれることから、回復傾向が明確化し、高めの成長がしばらく続くと予想。
みずほ総研▲0.6%
(▲2.2%)
個人消費・外需を中心に7-9月期の実質GDPは高成長が予想される。。
ニッセイ基礎研▲0.3%
(▲1.4%)
7-9月期は4-6月期とは逆に高い発射台からスタートすることもあり、4四半期ぶりのプラス成長となる可能性が高いだろう。
第一生命経済研▲0.7%
(▲2.6%)
7-9月期については、5、6月の上昇が効くことで高い発射台からのスタートになるため、成長率は高まりやすい。さらに、1次補正予算の効果が顕在化することなどが予想されることも踏まえると、7-9月期については高成長が確実な情勢である。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券▲0.8%
(▲3.0%)
7-9月期は、大幅なプラス成長となる可能性が大きいといえよう。
三菱UFJリサーチ&コンサルティング▲0.8%
(▲3.3%)
足元では急速に持ち直しているものの、東日本大震災以降の生産活動の落ち込みが影響している。
三菱総研▲0.5%
(▲2.0%)
消費や輸出を中心に東日本大震災の影響が残るものの、復興需要も徐々に表れてきており、1-3月期から減少幅は縮小を見込む。
伊藤忠経済研▲0.5%
(▲1.9%)
輸出と消費の反転で7-9月期はプラス成長に転じる見込みだが、2012年には息切れの懸念も。


表を見れば明らかなんですが、軒並みマイナス成長が予想されています。従って、今回の1次QE発表の際のひとつの論点は、日本経済が景気後退に入っているかどうか、ではないかと私は考えています。7-9月期はプラス成長が見込まれていますが、足元で円高が進み、先行き景気が悪化を示す可能性も排除できないわけですから、それをか考え合わせると、私は日本経済はすでに景気後退に入っており、震災に伴う一時的な景気の減速や踊り場ではないと考えるべきです。現在の民主党政権が偏りなく景気の現状を判断できるか、そして、それを国民に明らかにできるか、それとも、何とか真実を隠そうとするか、そのあたりがひとつの試金石なのかもしれません。
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2011年08月12日 (金) 20:59:00

わずか4安打ながら4番のホームランと右のエースの快投で首位ヤクルトに先勝!

  HE
阪  神004000000 441
ヤクルト000000100 161


またまた首位攻防戦で東京ヤクルトを倒し、再び貯金生活に入るとともに首位に4ゲーム差まで詰め寄りました。投手陣は先発の久保投手がホームランこそ打たれたものの、先発投手として立派にゲームを作り、セットアッパーの小林投手とクローザーの藤川投手は完璧でした。余裕のある完璧さだった気がします。打つ方は、3回のワンチャンスで新井三塁手のスリーランで試合を決めました。ただし、その後は、5回以降はランナーも出せずに終わったのは、明日以降に宿題が残った気がします。しかし、見ていて余裕ある試合運びでしたから、選手の方でもナゴヤドームから神宮に来て気が抜けたのかもしれません。私もナゴヤドームの3試合はほとんどフォローできませんでしたので、明日からもがんばって応援します。

明日も、
がんばれタイガース!
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2011年08月12日 (金) 19:49:00

内高外低の機械受注と基準改定で大幅に上昇率を低下させる消費者物価

一家で「ハリー・ポッター」の映画を見に行ったので、このブログで取り上げるのはパスしましたが、昨日、内閣府から6月の機械受注統計が発表されています。コア機械受注と呼ばれる船舶と電力を除く民需で見て、市場コンセンサスを大きく上回る前月比+7.7%増となりました。震災後のサプライ・チェーン復旧が進むとともに、鉄道の大型案件があったと報じられています。日本政策投資銀行の調査によれば、今年度の設備投資計画は前年度実績に比べて7.3%増の14兆9139億円になる見込みで、今年度は震災からの復興需要も含めて、機械受注については国内からの需要が強い反面、米国景気の停滞などを反映して海外からの引合いは余り強くないような印象を私は持っています。いつものグラフは以下の通りです。上のパネルがコア機械受注とその後方6か月移動平均です。回復軌道に服しているのは明らかでしょう。また、下のパネルは需要者別の受注です。水色の海外が下向きになっているのが読み取れます。

機械受注の推移


加えて、本日、総務省統計局から2010年基準に基づく消費者物価指数の遡及改定が発表されました。2005年基準と2010年基準のコアCPI上昇率は下のグラフの通りですが、直近の今年6月だけデータラベルを表示しておきました。発表された指数から前年同月比を計算すると、私が何度計算しても▲0.3%の下落になるんですが、前年同月比上昇率の表では▲0.2%となっています。謎です。

新旧基準によるコア消費者物価上昇率の違い


夏休み中ですので、平日の経済評論のブログながら、簡単に済ませておきます。
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2011年08月11日 (木) 18:25:00

一家そろって「ハリー・ポッターと死の秘宝 Part 2」を見に行く

「ハリー・ポッターと死の秘宝 Part 2」ポスター


今日は私が仕事を休んで一家そろって、「ハリー・ポッターと死の秘宝 Part 2」を見に行きました。平日にもかかわらず、ほぼ満席で人気のほどが理解できました。私のお気に入りのいくつかのシーンや初出の人物などが、ほぼ私の想像通りに映像化されていて感激しました。アバーフォースはあんな感じだろうし、マクゴナガル先生が廊下の像と甲冑にホグワーツを守るべしと叫ぶ部分、モリー・ウィーズリーが娘のジニーたちに代わってベアトリス・レストレンジと対決するシーンなどです。しかし、パーシー・ウィーズリーが家族の下に戻って来るシーンは割愛されていました。大部な原作から映画化するんですから、カットされた部分は少なくないわけです。
我が家は 3D の吹替え版で見ました。私は普通の近視用のメガネの上からゴーグルのように 3D メガネをかけました。私が調べた限り、青山から近い映画館においては 2D の上映はすべて字幕版で、2D 吹替え版はなかったように思います。逆に、3D の字幕版はありました。3D だと映像に迫力は出ますが、少し色彩が犠牲になっている気がしないでもありませんでした。もっとも、2D と見比べているわけではありませんので詳細は不明です。ただし、我が家の一致した意見として、3D メガネのレンタル代100円を含めて差額の500円はやや高いという気がします。今回の場合、日本語吹替え版が 3D とセットになっていましたので、吹替え版を選択するのであれば止むなく 3D になったという経緯がありますが、差額料金を考慮すれば、2D 吹替え版が我が家にはベストだった可能性があります。

何にしても話題の映画で、しかもシリーズの最終作です。この夏の映画は、いつもの「ポケモン」やジブリの「コクリコ坂から」などとともに、「仮面ライダー」、「こち亀」、「トランスフォーマー」、「カーズ」などなど、話題作が満載なんですが、「ハリー・ポッター」のファンならぜひとも押さえておきたいところです。
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2011年08月10日 (水) 19:52:00

企業向け物価はこれからも上昇するのか?

本日、日銀から7月の企業物価指数が発表されました。国内企業物価指数は前年同月比で+2.9%の上昇となりました。まず、いつもの日経新聞のサイトから記事を引用すると以下の通りです。

企業物価指数、7月2.9%上昇 10カ月連続プラス
日銀が10日公表した7月の企業物価指数(2005年=100、速報値)は105.7で、前年同月比2.9%上昇した。前年比での上昇は10カ月連続。原油など商品価格上昇を転嫁する動きから、伸び率は2008年10月(4.5%)以来2年9カ月ぶりの高水準だった。ただ、最近の商品価格下落を受けて前月比の伸び率は0.2%にとどまり、日銀は当面、「横ばい圏の動きになる」とみている。
品目別に見ると、石油・石炭製品が前年比で18.5%、非鉄金属も13.1%上昇した。電気料金の値上げなどに伴い、電力・都市ガス・水道も4.0%と伸び率を拡大している。
調査対象品目のうち、前年比で価格が上昇したのは386品目と前月(383品目)を上回った。全体に占める比率は45.1%。価格が下落した品目数は306品目で、前月(311品目)を下回った。


次に、いつものグラフは以下の通りです。上のパネルは国内・輸出入別、下のパネルは需要段階別です。折れ線グラフの色分けは凡例の通りです。直観的に輸入物価から国内物価へ波及し、素現在の価格が中間財に浸透し、最終財に至る経路が想定されることはいうまでもありません。

企業物価上昇率の推移


国内企業物価は10か月連続の上昇となり、2.9%の上昇幅は2008年10月以来の高い上昇率です。原油でいえば、WTIがバレル140ドルをつけたピークを少し過ぎたころと同じ上昇率です。しかし、他方で、消費者物価は今週金曜日に6月統計までさかのぼって基準改定結果が発表されますが、生鮮食品を除くコアCPIの上昇率はかなり高い確率でマイナスに舞い戻ると予想されています。上のグラフの下のパネルでも需要段階がいわゆる川下に来るに従って上昇幅が小さくなっていますが、B to B を過ぎて、最後の B to C の消費段階ではいまだにデフレが続いているわけです。基準改定後のコア消費者物価がマイナスに転じると仮定すれば、素原材料 > 中間財 > 最終財 > 0 > 消費者物価 の不等式が成り立つことになります。すなわち、競争と需要の強さの複雑な関係ですが、少なくとも、川下の消費者段階では需給ギャップが物価を押し上げる段階に達していないことは明らかです。加えて、現下の猛烈な円高は需要を冷え込ませて負の需給ギャップを拡大させるとともに、輸入価格の下落から直接的に物価を押し下げる効果があることは広く認識されています。国内物価とくぁせの両面で通貨価値の安定が損なわれている可能性があります日銀はどのように対応するんでしょうか。

素原材料は商品市況に強く影響を受けるわけですが、米国の景気後退不安と金融情勢で、石油や一次産品価格がどのように変化するのか、極めて見通しにくい経済情勢となっています。我が国金融が緩和の方向をたどるのは既定路線でしょうが、為替などを考慮するのであれば、他国と比較した相対的な緩和度合いも重要です。
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2011年08月09日 (火) 22:43:00

朝日新聞と読売新聞の内閣支持率調査結果

今日も少し夜遅くなり、昨日付けの朝刊で報じられた朝日新聞と読売新聞の内閣支持率のグラフを引用して簡単に済ませたいと思います。グラフをクリックすると引用元の記事サイトが別タブで開きます。今さらながらに、世界を襲ったソブリン・リスクに端を発する世界同時株安の震源地がどうして日本ではなかったのかが不思議に感じられます。



不支持が約70%に上り、支持が20%を割り込んで、なお居座る総理大臣は空前絶後な気がします。もしも多くの政策が停滞すると仮定すれば、官庁エコノミストは気楽に余裕ある夏休みを過ごせるかもしれません。
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2011年08月08日 (月) 23:48:00

順調に回復しつつある貿易黒字と景気ウォッチャーはこのまま改善が続くのか?

本日、財務省から6月の経常収支が、また、内閣府から7月の景気ウォッチャー調査結果が、それぞれ発表されました。経常収支の中の貿易収支は震災に伴う供給制約から、また、景気ウォッチャーに示されたマインドも自粛ムードから、かなり本格的に脱しつつある姿が示されたと私は受け止めています。ただし、米国や欧州に端を発する世界経済の大幅な減速はこれから織り込まれるのかもしれません。まず、日経新聞のサイトから記事を引用すると以下の通りです。

6月の経常黒字、50.2%減 貿易収支は3カ月ぶりの黒字
財務省が8日発表した6月の国際収支状況(速報)によると、経常黒字額は5269億円で、前年同月と比べて50.2%減った。貿易収支が3カ月ぶりの黒字となり東日本大震災からの立ち直りを示したが、旅行収支の悪化などでサービス収支の赤字幅が拡大。4カ月連続で前年同月を下回った。
貿易黒字額は1315億円で、前年同月比で82.7%減だった。ただ、4カ月連続減となった輸出額は1.1%減の5兆5044億円と、9.8%減だった5月から減少幅が縮小しており、震災による輸出減には歯止めがかかりつつある。輸入額は5兆3729億円で、11.9%増。火力発電所で用いる液化天然ガス(LNG)など、燃料輸入の増加が続いている。
財務省は、輸入額の増加について「国際商品価格の高騰が大きいが、被災地の復興需要などが増えてくる可能性がある」と指摘。今後も輸入が拡大し続けることも考えられるため、先行きを注視していく姿勢だ。
旅行収支は1275億円の赤字だった。震災以来、日本への入国者が減り続けているため。海外旅行などを目的とした出国者も減っている。旅行収支の赤字を受け、サービス収支は1206億円の赤字と前年同月と比べ赤字額が288億円増えた。所得収支は6069億円の黒字だった。
あわせて発表した1-6月期の経常収支は5兆5098億円の黒字で、前年同期比で36.3%減少した。震災で貿易収支が5011億円の赤字となったことなどが背景。
街角景気52カ月ぶりに50上回る 7月52.6、4カ月連続改善
内閣府が8日発表した7月の景気ウオッチャー調査(街角景気)によると、足元の景気実感を示す現状判断指数は前月比3.0ポイント上昇の52.6と、4カ月連続で改善した。景気の横ばいを示す50を2007年3月(50.8)以来、52カ月ぶりに上回った。06年4月(54.6)に次ぐ高水準で、震災前の2月(48.4)も上回る。内閣府は「程度の差はあるが方向としては良くなっている」と説明。基調判断を「景気の現状は、震災の影響が残るものの、持ち直している」とし、3カ月連続で上方修正した。
東日本大震災後に落ち込んだ消費マインドの回復に加え、梅雨明け後の猛暑や節電に伴う省エネ関連やクールビズ関連の商品の売れ行きが好調だった。地上デジタル放送への移行に伴う液晶テレビの駆け込み需要や、自動車産業を中心とした生産の回復も寄与し、指数を構成する家計、企業、雇用の全てで改善した。
一方で2-3カ月先の先行き判断指数は0.5ポイント低下の48.5と、4カ月ぶりに低下した。薄型テレビの駆け込み需要の反動減や、牛肉の放射性セシウム汚染による小売業などの先行き不透明感の高まりを背景にした家計部門の低下が響いた。円高や原材料価格の高騰などを懸念する声も聞かれた。
調査は景気に敏感な小売業関係者など2050人が対象。3カ月前と比べた現状や、2-3カ月先の景気予想を「良い」から「悪い」まで5段階で評価してもらい、指数化する。今回の調査期間は7月25日から月末まで。


経常収支のいつものグラフは以下の通りです。青い折れ線グラフが経常収支、そのコンポーネントが棒グラフで示されています。色分けは凡例の通りです。単位は兆円で示されています。季節調整済みの系列ですから、季節調整する前の原系列で論じている引用記事とは少し印象が異なる可能性があります。

経常収支の推移


次に、景気ウォッチャー調査結果のグラフは以下の通りです。凡例にある通り、赤い折れ線グラフが現状判断DI、水色が先行き判断DIです。先月の段階ですでに震災前水準を回復していましたが、今月も同様に高い水準となっています。特に、現状判断DIは7月に50を超えました。一般国民を対象にしたマインド調査でDIが50を超えるのはかなり久し振りで、引用した記事にもある通り。景気ウォッチャーでは52か月振りです。

景気ウォッチャー調査結果の推移


経常収支にでよ、景気ウォッチャーにせよ、少し前までの統計指標では震災の影響を払拭しつつあり、上向きと判断できます。しかし、逆に、足元の円高や世界経済の大幅な減速を織り込んでいない可能性があります。もちろん、景気ウォッチャーで先行き判断DIが低下したことに現れているんですが、近い将来に、現下の株安や金融混乱を含めて、さらに日本経済に対して下押し圧力が増す可能性を見逃すべきではありません。今後の経済指標に注目でしょう。

本日発表された統計指標とは関係ないんですが、最後に、財務省のサイトから「G7財務大臣・中央銀行総裁の声明」を引用しておきます。

Statement of G7 Finance Ministers and Central Bank Governors(August 8, 2011)
In the face of renewed strains on financial markets, we, the Finance Ministers and Central Bank Governors of the G-7, affirm our commitment to take all necessary measures to support financial stability and growth in a spirit of close cooperation and confidence.
We are committed to addressing the tensions stemming from the current challenges on our fiscal deficits, debt and growth, and welcome the decisive actions taken in the US and Europe. The US has adopted reforms that will deliver substantial deficit reduction over the medium term. In Europe, the Euro area Summit decided on July 21 a comprehensive package to tackle the situation in Greece and other countries facing financial tensions, notably through the flexibilisation of the EFSF. We are now focused on the quick and full implementation of the agreements achieved. We welcome the statement of France and Germany to that effect. We also welcome the statement of the Governing Council of the ECB.
We are committed to taking coordinated action where needed, to ensuring liquidity, and to supporting financial market functioning, financial stability and economic growth.
These actions, together with continuing fiscal discipline efforts will enable long-term fiscal sustainability. No change in fundamentals warrants the recent financial tensions faced by Spain and Italy. We welcome the additional policy measures announced by Italy and Spain to strengthen fiscal discipline and underpin the recovery in economic activity and job creation. The Euro Area Leaders have stated clearly that the involvement of the private sector in Greece is an extraordinary measure due to unique circumstances that will not be applied to any other member states of the euro area.
We reaffirmed our shared interest in a strong and stable international financial system, and our support for market-determined exchange rates. Excess volatility and disorderly movements in exchange rates have adverse implications for economic and financial stability. We will consult closely in regard to actions in exchange markets and will cooperate as appropriate.
We will remain in close contact throughout the coming weeks and cooperate as appropriate, ready to take action to ensure stability and liquidity in financial markets.
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2011年08月07日 (日) 21:43:00

先発投手が崩れるも、5番の逆転打、4番のホームランで首位ヤクルトを3タテ!

  HE
ヤクルト020000000 281
阪  神00302000x 5101


首位攻防戦を3タテで東京ヤクルトを倒し、貯金生活に入るとともに首位に5ゲーム差まで近づきました。一時は借金が11もあったにもかかわらず、ここまで盛り返すとは感無量です。東京ヤクルトの遠い影がほのかに見えた気がします。
今日は先発の鶴投手が早々にKOされましたが、3回には5番のブラゼル内野手が満塁の走者一掃の逆転打、続いて、5回には4番の打った瞬間にそれと分かる目の覚めるような新井三塁手のホームランで打ち勝ちました。先発は早々にマウンドを降りましたが、中継ぎ陣はピンチを招きながらもゼロに抑えて、最後のセットアッパーとクローザーにつないでくれました。ベンチの采配では、私はこの3連戦は特にレフトの守備固めを早めに選手交代させているのを評価しています。

来週のナゴヤドームでも、
がんばれタイガース!
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2011年08月06日 (土) 20:59:00

メッセンジャー投手のまさかの4安打完投で首位ヤクルトに連勝!

  HE
ヤクルト000000001 140
阪  神21001002x 691


昨夜の結果で広島を抜き返して、今夜は正真正銘の首位攻防戦です。何と、メッセンジャー投手がまさかの4安打完投で連勝です。最後の最後に点を入れられて、今日の試合ではそれだけが残念な点だったんではないでしょうか。打線もクリンナップ3人に打点がつくなど、中軸を中心にそこそこよく打ちましたし、ほぼ満点の出来の試合だった気がします。東京ヤクルトとの差が6ゲームになり、首位に「迫った」とは言わないような気がしますが、優勝がほのかに見えて来た気がします。

明日も3タテ目指して、
がんばれタイガース!
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2011年08月06日 (土) 14:11:00

お昼に子供達と富士宮焼そばを食べに行く

今日は女房が朝から外出し、私が子供達を昼食に連れて行きました。青山通りから少し入ったところにある富士宮焼そばのお店です。ご当地グルメというか、B級グルメで有名になったメニューです。B-1グランプリを何度か制していると記憶しています。「こころ」という店名で、大きな鉄板で焼きそばを焼いていました。普通の焼きそばよりも麺が太くて、何よりもボリュームがありました。富士宮焼そばの他に、肉オニギリもあり、我が家の下の子が注文しました。焼きそばについては、私はデラックス、おにいちゃんは肉入り、下の子はイカ入りを注文しました。
こういったご当地グルメでは、我が家では昨年夏に私が長崎から帰京するまでは、空港で冷凍の佐世保バーガーをよく買って帰って来ていたので、下の子は「ご当地グルメとはボリュームがある」という理解をしたような気がします。少なくとも間違っていないと私は考えています。

富士宮焼そば こころ
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2011年08月05日 (金) 20:52:00

久保投手が復帰後初勝利を見事なピッチングで飾り首位ヤクルトに先勝!

  HE
ヤクルト000000001 141
阪  神00000020x 251


昨夜の巨人戦は我が家のチャンネル権の優先順位が低い私が割を食って見られず、今日のヤクルト戦は気合が入っていました。巨人に連敗して広島に抜かれたとはいえ、少し前までは首位攻防戦に擬せられていたわけですから当然です。勝負の綾は7回の攻防にありました。東京ヤクルトの攻撃を新井三塁手のスーパーキャッチで併殺に切り抜け、そのウラに関本選手の二塁打と東京ヤクルトの守備のミスから2点を奪って、最終回はドキドキハラハラしたものの、何とか藤川投手が逃げ切りました。
もちろん、復帰後初勝利の久保投手がよく投げました。8回まで3安打無失点の素晴らしい投球でした。それにしても、今シーズン初めて「久保投手が投げる時は、金本外野手は守らない」のパターンが崩れた気がします。何かあったんでしょうか?

明日も連勝目指して、
がんばれタイガース!
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2011年08月05日 (金) 19:44:00

世界同時株安の1日を振り返る

昨日の木曜日8月4日から今日にかけて、世界同時株安の1日でした。大雑把に日本の市場が引けた今日の午後3時半ころの日経新聞の「世界の市況」のサイトから主要な株価インデックスを引用すると以下の通りです。大雑把に、日経平均のみ今日の終り値で、その他の先進国は昨日の終り値、香港のハンセンは午後一番の指し値と見なせます。

日経平均 (円)9,299.88▲359.30 (▲3.7%)
NYダウ工業株30種 (ドル)11,383.68▲512.76 (▲4.3%)
S&P500種1,200.07▲60.27(▲4.7%)
ナスダック2,556.39▲136.68 (▲5.0%)
英FTSE100 5,393.14▲191.37 (▲3.4%)
独DAX6,414.76▲225.83 (▲3.4%)
ハンセン20,844.46▲1,040.28 (▲4.7%)


この世界同時株安の原因や対応について、誠に残念ながら、私は見識を欠いています。経済を見るスパンがかなり違うからです。エコノミストにもいろんな見方がありますが、極めて大雑把に、マーケットを対象としているエコノミストがもっとも短期的な見方をしていて、デイリーからさらに短い場合もあるのに対して、おそらく、中央銀行のエコノミストは景気循環の1サイクル、3-5年くらいを対象にしていて、官庁エコノミストはもっと長い、場合によっては100年を超えなくもない、くらいに私は考えています。
一般的には、日経新聞のサイトで「世界の株安連鎖を誘う2つの不安」として報じられている通り、第1に、景気指標に現れ始めた実体経済の悪化、特に米国経済の停滞、第2に、米国や我が国などにおける政治的な混乱、がこの世界同時株安の原因として考えられます。もっとも、やや「トンデモ経済学」に近いんですが、報道を見る限り、昨日の為替介入が一因としている意見も見かけました。すなわち、「世界連鎖株安、円売り介入も一因か」と題する日経新聞の記事において、取材を受けたご本人も「少数意見」と断りつつ、(1) 為替が瞬間的ながら円安方向に傾いたことで、日本の投資家が海外リスク資産の手じまいに動いた、(2) ドル買い介入で米短期債の需要が高まるとの見方が債券買いを後押しし、株安にもつながった、との見方を示しています。不都合な現象は何でも政府の責任にしておけばいいというわけでもないんでしょうが、意味不明な波及ルートです。今後について、短期的な市場の動向ですから、先行きがどのように進むのかは極めて不透明です。市場動向がハッキリと正確に見通せるのであれば、私は公務員なんぞ辞めてしまってトレーダーとして生活するんではないかと思います。

景気動向指数の推移


誠についでながら、本日午後、内閣府から6月の景気動向指数が発表されました。上のグラフの通りです。生産・出荷や所定外労働時間の増加が寄与して改善を示したことから、基調判断については前月までのただし書きをなくして、「改善を示している」のみの表現に上方修正しています。
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2011年08月04日 (木) 20:19:00

財政・金融政策は円高にいかに対応するか?

対米ドルで80円を大きく割り込むような猛烈な円高が進んでいる中、本日の午前中に財務省が為替介入に踏み切りました。なお、ここ2年ほど、すなわち、民主党による政権交代後の期間における対米ドル為替レートの推移は以下のグラフの通りです。カナダのブリティッシュ・コロンビア大学のサイトからデータを引いています。

対米ドル為替レートの推移


今週号の「週刊 エコノミスト」では、「強固な円高」と題する巻頭特集が組まれており、為替動向を決定する理論的な背景として、マンデル・フレミング効果、バラッサ・サムエルソン効果、経常収支の3点から解説が加えられていますが、私はその昔に流行った「ソロス・チャート」の含意も含んだマンデル・フレミング効果が基本的に短期の為替を説明する有力な仮説であると考えています。もちろん、長期には購買力平価仮説が成り立つ可能性はもちろん排除しません。要するに、国内通貨と外貨の需給で為替が決まると考えるのが標準的な理論であると考えています。米ドルをはじめとする外貨の供給に比較して、相対的に国内通貨、すなわち、円が過小にしか供給されておらず、希少性が高いのが円高の原因と考えるべきです。ひいては、円は国内における交換対象である財と比較しても相対的に希少性を高めていますから、通貨が過大評価される、すなわち、国内ではデフレが生じています。円高とデフレは表裏一体であり日銀の金融政策の必然的な帰結と考えるべきです。ここ数か月の我が国における経済政策では、諸外国と比較して相対的に金融政策の緩和が進まず、逆に、政権交代後の財政支出拡張的な財政運営と震災の影響もあって財政政策は緩みっぱなしなものですから、変動為替相場制下におけるマンデル・フレミング的な効果により円高が大きく進んでしまっている可能性があります。財政・金融政策が為替を円高方向にすすめるように運営されていますから、政府が為替介入というかなり暴力的な手段に訴えることになりました。日銀も今日の金融政策決定会合を1日で切り上げ、小出しに金融緩和を進める姿勢を見せましたが、これだけデフレが続いているにもかかわらず、米国の連邦準備制度理事会 (FED) や欧州中央銀行 (ECB) に比較して、追加の金融緩和には及び腰で、政府の財政支出拡張的かつ増税に否定的な財政政策も目先のところ改められる方向にはないようですから、為替介入のボリュームにもよりますが、変動相場制下のマンデル・フレミング効果からすれば、市場の期待にどれだけ影響するかも不明で、為替介入は円高トレンドを転換させるほどではなく、効果は短期間かつ限定的である恐れがあります。理由は日本の単独介入だからではなく、為替相場を経済政策のターゲットに入れるのであれば、財政・金融政策をかなり根本的に見直さねばなりませんが、現在の政府と日銀にそのようなリーダーシップを期待するのは難しい可能性がウワサされているからです。財務大臣が「現在の為替水準は日本経済のファンダメンタルズを反映していない」旨の発言をしていると報じられていますが、日本の政策当局のスタンスを反映している可能性があります。なお、単独介入になった点に関しては、クルーグマン教授の表現を借りれば、政府の財政赤字削減努力や日銀の金融緩和といった宿題をちゃんとやっていないんですから、さしもの優秀な財務官僚も各国の賛同を取り付けるのは難しかったと見えます。

Asia's share of global GDP, 1700-2050


日銀金融政策決定会合と為替介入に関する感想だったんですが、これだけではやや物足りない感がありますので、誠についでながら、最近の経済に関する話題をいくつか拾っておきたいと思います。まず、アジア開発銀行 (ADB) から Asia 2050: Realizing the Asian Century と題する本が出版されました。10年以上も前に、同じアジア開発銀行からよく似たタイトルで China 2020 という出版物が出されて、私はジャカルタで読んで「いいセン行っている」と考えていたことを覚えています。それはともかく、この Asia 2050 では中国やインドを中心に今後アジアの経済力が世界で高まり、GDPシェアが2050年には50%を超えると予測しています。他方、我が国は大きく世界シェアを低下させるとも見込まれています。上のグラフは Executive Summary の p.3 Figure 1 Asia's share of global GDP, 1700-2050 から引用しています。

余暇市場の推移


経済的な重要性を低下させる日本の典型例のひとつは余暇活動の経済規模に現れます。上のグラフは日本生産性本部の『レジャー白書2011』「巻頭要約」 p.2 余暇市場の推移を引用しています。必需品市場よりも景気動向を強く反映しそうな気がします。
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2011年08月03日 (水) 21:22:00

セットアッパーとクローザーがリリーフに失敗し被弾してサヨナラ負け!

  HE
阪  神000001100 2100
読  売000010011x 3130


セットアッパーとクローザーがホームランを被弾して終盤になって追いつかれた上にサヨナラ負けでした。最悪の一言です。

明日はカード勝越しを目指して、
がんばれタイガース!
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2011年08月03日 (水) 19:32:00

米国の債務上限引上げに関する政府と議会の交渉を米国民はどう見たか?

米国の政府債務の上限設定に関する議会と政府の交渉がようやくまとまり、米国時刻の一昨日の月曜日に下院において、さらに昨日の火曜日に上院において、それぞれ債務上限引上げ法案が可決され、オバマ大統領も署名しました。米国政府は債務不履行を回避できることとなり、米国債の最上位格付けも維持される見通しとなりました。我が国ではもっぱら為替への影響が注視されていましたが、当然ながら、米国内外でも注目度は極めて高くなっています。もっとも、債務の上限を現在の14兆2,940億ドルから2兆1,000億ドル追加するとの結論の中身や日本経済、特に為替に及ぼす影響なんかは論じ尽くされている感がありますので、今夜の私のブログのエントリーでは大きく視点を変えて、米国民がこの Budget Negotiations をどのように受け止めたかについて、Pew Research Center と Washington Post の共同調査の結果を簡単に紹介したいと思います。まず、Pew Research Center のサイトから調査結果の最初のパラを引用すると以下の通りです。

Public Sees Budget Negotiations as "Ridiculous", "Disgusting", "Stupid"
From liberal Democrats to Tea Party Republicans, there is broad public consensus that the budget negotiations of recent weeks can be summed up in words such as ridiculous, disgusting, stupid, and frustrating. Nationwide, 72% describe the recent negotiations in negative terms such as these; while very few offer a positive (2%), or even neutral (11%), assessment. Other frequently used terms include terrible, disappointing, childish, and joke.


同じ Pew Research Center のサイトではこれらのキーワードを以下の画像に集約しています。

Budget Negotiations


"Ridiculous"で思い出すのは、ハリー・ポッターのシリーズ第3話『アズカバンの囚人』、すなわち、ハリーがホグワーツの3年生だった時に闇の魔術に対する防衛術の教授だったルーピン先生がまね妖怪のボガートを撃退する際の呪文として生徒たちに教えています。一言でいうと「バカバカしい」という意味です。支持政党にかかわらず、多くの米国民が同じようにこの交渉を見ており、引用したリポートにもある通り、肯定的に受け止めている割合はわずかに2%ですし、中立的も11%に止まります。米国民のほとんどが否定的に受け止めているわけです。
目を国内に転じますと、よく似た現象が総理大臣の去就について生じているように私は感じています。私はやや驚いたんですが、毎日新聞のサイトでは特例公債法案の駆引きについて、「首相、続投ちらつかせ、けん制」なんて見出しが躍っていました。大がかりなアンケートなんぞを実施をしなくても、現下の政治情勢に起因する政策の停滞を国民がどのように受け止めているかは明らかではないでしょうか。

半年ほど前には順調に見えた世界経済と日本経済なんですが、今では再び下降線をたどる可能性も排除できません。我が国の財政に関する市場の評価がいつ何時にも豹変する可能性がつきまといます。しかし、現下の政策の停滞のために官庁エコノミストがここまでのんびりとした夏を迎えるのは、景気がピークを迎える直前の2007年以来かという気がします。
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2011年08月02日 (火) 21:06:00

伝統の一戦を何とか逃げ切ってロード初戦で5割に戻す!

  HE
阪  神000200000 260
読  売000000010 182


伝統の一戦を制して5割復帰です。しかし、伝統の一戦といいつつも、巨人にややお粗末なミスも出て、結果的にはエラーで取った2点目が決勝点になりました。いずれにせよ、私の個人的な想いでは、伝統の一戦の3連戦初戦を制したことよりも、5割に戻したことよりも、能見投手に久し振りの勝ち星がついたことが、今夜の試合の一番の収穫ではなかったかと感じています。まあ、出来ることであれば小林投手の安定感が増して、完封リレーを完成させて欲しかった気もしますし、タイムリーが出てもう少し点を取れればさらによかったんですが、今夜のところは能見投手に勝ちがついたんでOKとします。

明日は貯金を目指して、
がんばれタイガース!
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2011年08月02日 (火) 19:41:00

毎月勤労統計から賃金の先行きについて考える!

本日、厚生労働省から6月の毎月勤労統計調査の結果が発表されました。いろんなことを調べている統計ですが、主として、景気に敏感な所定外労働時間と消費につながる給与を私は注目しています。まず、統計のヘッドラインを報じた記事を日経新聞のサイトから引用すると以下の通りです。

6月の現金給与0.8%減、2カ月ぶりマイナス
厚生労働省が2日発表した6月の毎月勤労統計調査(速報)によると、現金給与総額は前年同月比0.8%減の43万5353円になった。前年水準を下回るのは2カ月ぶり。東日本大震災後の賃金下落は一巡してきているが、ボーナスなど特別に支払われた給与が2.0%減になったことが響いた。所定内給与も0.1%減と、6カ月連続で減少した。
景気動向に敏感に反応する製造業の残業時間(所定外労働時間)は前月比6.7%増と、2カ月連続で伸びた。大震災の影響で混乱していたサプライチェーン(供給網)がほぼ復旧し、企業の生産活動は回復している。


統計のヘッドラインをプロットしたグラフは以下の通りです。上のパネルは景気動向に敏感な所定外労働時間について、2005年=100となる季節調整済みの指数を、下のパネルは季節調整していない現金給与総額の前年同月比伸び率を、それぞれプロットしています。いずれも5人以上事業所の統計です。影をつけた部分は景気後退期です。

毎月勤労統計の推移


上のパネルに示した所定外労働時間は震災直後の4月を直近の底として、サプライ・チェーンの回復などに従って生産の増産に伴い、5-6月には所定外労働時間も着実に増加して来ているように受け止めています。しかし、労働時間が増加しているにもかかわらず、6月の現金給与は前年同月比で減少に転じました。もちろん、季節調整済みの系列で見た前月比と季節調整していない原系列で見た前年同月比の違いもありますが、要因は2つあると私は考えています。第1に、統計作成官庁である厚生労働省も指摘していますが、5月は一部の業種で震災に伴う賃金下落を補填する何らかの手当てが支給された可能性がある一方で、6月にはこれが剥落した、とする見方です。第2に、震災の影響も含めて、多くのエコノミストが前年比で増加すると予想していた夏季ボーナスが6月支給ではなく、7月支給に後ズレした可能性です。いずれにせよ、特に後者であれば、少なくとも足元7-8月の夏季の給与・所得の見通しは決して悪くないと私は受け止めています。

従来から私がこのブログで主張している通り、消費の先行き動向を占うキーポイントは所得とマインドですが、マインドは各種調査から着実に改善を示していますし、夏場7-8月の所得も悪くないとすれば、消費が伸びる条件は調ったことになります。ただし、あくまでこれは足元のお話であり、年末賞与まで明るい展望が開けているわけではありません。ある程度は、米国や中国をはじめとする世界経済の動向にも依存しますし、目先は為替動向にも注目すべきです。
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2011年08月01日 (月) 19:43:00

中学生の夏休みの過ごし方やいかに?

今日から月も変わって8月に入り、我が家の中学生2人の夏休みもいよいよ本格化して来た気がします。ということで、NetMileリサーチから「夏休みについての調査レポート」が7月20日に発表されています。対象は小学生と中学生ですが、小学1-2年生の低学年は回答数が十分でなく参考扱いです。まずは、リポートの p.2 から結果概要を引用すると以下の通りです。

  • 夏休みに出かける予定のある子どもが半数以上。1番の楽しみは「国内旅行」や「親類宅への訪問」。
  • 夏休みの行き先は「家族全員で相談して決める」と回答した子どもが4割近く。
  • 夏休みの行き先での滞在日数は、高学年ほど短い傾向。
  • 親類宅を訪問し「親類と遊ぶ」が8割近く、「お祭りや花火大会に参加する」が4割近く、「お墓参りにいく」が約3割。とりわけ「お墓参りにいく」では学年が上がるにつれ回答が増加し、中学生では半数近くに。
  • 親類宅への訪問を心待ちにしている子どもが多い。どちらかといえば男の子は環境変化を求め、女の子は親類や普段会えない友だちとの再会を楽しみにしている様子。
  • 夏休みの国内旅行先として、「関東地方」や「東北地方」は昨年より減少、一方「近畿地方」や「北海道」は昨年より増加。
  • 夏休みの海外旅行先として、「ハワイ」が半数近く、「ヨーロッパ」は昨年より大きく減少。
  • この夏は「プールや海に行きたい・泳ぎたい」と思っている子どもが多い。


まず、夏休みの予定で1番楽しみにしていることについて、「国内旅行に行く」が全体の26.2%、「おじいちゃん、おばあちゃん、親戚の家に行く」が22.5%、「海外旅行に行く」が5.1%という結果でした。以下のグラフの通りです。しかし、中学生に上がるととたんに「とくに普段と変わらない (出かけない)」の比率が大幅にアップしているのが読み取れます。実は、我が家もそうだったりします。

夏休みの予定で、1番楽しみにしていること


我が家はどこにも家族旅行はしないんですが、リポートに示された国内旅行の行き先は以下の通りです。昨年と今年の比較の方にになっており、上のピンクの棒グラフが今年の行き先、下の薄い色が昨年です。結果概要にもありましたが、「東北地方」や「関東地方」が昨年から減少したのは震災やその後の節電の影響であることは明らかです。

夏休みの国内旅行先


私も昨年の夏に長崎から東京に戻って、ちょうど1年のこの間、役所の出張を含めても、どこにも泊まりがけでは出かけていません。もともと行動範囲の狭さには定評があったんですが、この夏も旅行の予定はありません。
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