2014年03月17日 (月) 19:24:00

GfK調査に見る家電販売の駆込み需要やいかに?

先週金曜日3月14日に市場調査会社大手のGfKから「主要家電製品の販売動向」と題するリポートが発表されています。2月の家電量販店における主要家電製品の販売動向の詳細が明らかにされています。まず、リポートから【概要】を引用すると以下の通りです。

【概要】
  • 1、2月のエアコン、冷蔵庫、洗濯機の販売台数は過去5年の同月と比べ最多。
  • 平均単価が上昇、販売金額の伸び率は台数を大きく上回る。
  • 3月に入り駆け込み需要は小型家電にも波及。


次に、同じリポートから2月の前年比増減と直近3月の月初まで含めた週次数量前年比増減のグラフを引用すると以下の通りです。

photo


上のパネルを見ると、テレビとパソコンについては数量の増加は大きくないものの、販売金額は増加を示しています。白物の生活家電であるエアコン、冷蔵庫、洗濯機は数量ベースでも大幅に増加しており、両者に共通して、販売金額の前年比が大幅に増加しているのが読み取れます。当然ながら、販売単価が上昇しているわけで、消費増税前の影響による値上がりの大きそうな高額の家電耐久財に対する駆込み需要が広がっているのが見て取れます。一応、念のためなんですが、昨年2月がうるう年だった点は忘れるべきではありません。下のパネルの週次のグラフには関係ありませんが、上のパネルの月次のグラフでは影響は小さくありません。今年の2月はうるう年翌年のウラ年であるにもかかわらず前年比で大幅プラスを示しているわけです。また、下のパネルに目を転じると、ずっと前年比プラスをを続ける生活家電を別にすれば、本格的な駆込み需要は2月最終週から始まっており、オーディオを除いて、3月3日の週からは前年比で2桁の伸びを示しています。このリポートからは何ともいえませんが、3月の駆込み需要はさらに勢いを増している可能性があります。なお、2月10日の週から2月17日の週にかけて一部の品目において伸び悩んでいるのは積雪に伴う外出手控えの可能性があります。調査の対象が家電量販店ですから、例えば、ネット通販よりは積雪の影響は大きいものと考えるべきです。逆から見れば、2月の寒波と積雪により3月の駆込みがさらに大きくなる可能性が否定できません。

当然のことながら、「山高ければ、谷深し」ですので、3月末までの駆込み需要が大きければ大きいほど、4月からの反動減も大きくなります。2月統計からは積雪の影響があって駆込み需要は1997年に比べて小さそうに見えたんですが、実は、積雪影響分は3月に上乗せされるのかもしれません。まだ3月が終わっていないだけに何ともいえません。
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