2016年01月15日 (金) 21:44:00

マクロミルによる「2016年 新成人に関する調査」の結果やいかに?

やや旧聞に属する話題かもしれませんが、ネット調査大手のマクロミルから今週月曜日の成人の日に合わせて、1月7日に「2016年 新成人に関する調査」の結果が明らかにされています。詳細なpdfのリポートもアップされています。まず、マクロミルのサイトから調査結果のトピックスを何と11点も引用すると以下の通りです。

トピック
  • これからの日本の政治に「期待できない」77%、
    理由は「戦争への不安」「税金の無駄遣い」「今後を担う若手議員がいない・当選しない」
  • 65%が、自分たちの世代が "日本を変えてゆきたい"
  • 関心のあるニュース、1位「テロ」、2位「少子高齢化」、3位「増税」、
    「成人年齢・選挙権の引き下げ」は7位
  • 2016年参議院選挙への投票意向、「投票したい」5割
  • 18歳選挙権の成立、「賛成」4割
  • 飲酒・喫煙年齢の18歳引き下げ、過半数が「反対」
  • 就きたい職業、人気1位は「公務員」、4人に1人は「わからない」
  • 就職に「不安」76%、高いながらも年々不安は軽減傾向に
  • 新成人のデジタル機器所有実態
    "iPhone" が "Android" をはじめて上回る、「パソコン」「携帯・PHS」は4年連続減少
  • SNSの利用率が減少、若者の "SNS疲れ" が顕著に
  • 今後の活躍に期待する新成人ランキング1位はダントツで「大原櫻子」


もう少しコンパクトに取りまとめられなかったのか、という気もしますが、毎年の定点観測でブログに取り上げている話題ですので、今年の新成人についても簡単に図表を引用しつつ紹介しておきたいと思います。

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まず、リポート p.2 から【図1】「日本の未来」について のグラフを引用すると上の通りです。2014年から3年間の推移を把握できるようになっています。私はこの手の調査で「どちらかといえば」を無理に加えて2分法で考えるのはどうかという気もするんですが、少なくとも、日本の未来を暗いと考える割合はこの3年の調査の比較でそう変わらない一方で、どちらかといえば暗いと考える割合が増加していることも事実ですし、明るいと考える割合も極めてわずかながら増加しています。ですから、どちらかといえば明るいが2年前から10%ポイント超の減少を示した一方で、逆に、どちらかといえば暗いが10%超の増加になった、という結論が正しい気がします。

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次に、リポート p.4 から【図4】政治、選挙、経済、外交への関心度 のグラフを引用すると上の通りです。これについては、「あまり」も含めて関心ないが増加し、関心あるが減少しています。エッセイや小説などでも天下国家を舞台にしたり、論じたりする「大きな物語」から、個人や家庭生活に焦点を当てる「小さな物語」に関心が移行していることは事実で、我が国の新成人についても同様の傾向が確かめられると受け止めています。ただ、中国の故事の「鼓腹撃壌」ではないんですが、政治経済外交などがうまくいっているがために国民の関心を呼ばない、という可能性もあるものの、民主主義国家の国民としては、こういった「大きな物語」にもっと関心を持って欲しい気はします。なお、グラフの引用はしませんが、【図5】では、関心のある政治・経済・社会のニュース について問うた結果が示されており、テロ43.6%、少子高齢化42.2%、増税40.8%、中国・韓国との関係40.0%などとなっています。

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続いて、リポート p.7 から【図9】就きたい職業 のグラフを引用すると上の通りです。これについては、すでに就職している人や専業主婦(主夫)は除かれています。相変わらずの公務員人気なんですが、景気がまずまずで人手不足を背景に、その比率は着実に低下しています。その反対に、事務系と技術系の会社員の割合が増加していますが、新成人の段階ですので、「わからない」との回答も4人に1人いたりします。また、グラフの引用はしませんが、就職に不安を感じている39.1%、やや不安を感じている36.7%との結果が示されていて、まだまだ多くの新成人が就職に不安を持っていることが判りますが、その比率は2011年調査の82.3%からは徐々に低下しているのも事実です。

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最後に、デジタル機器やネットワーク関係で、リポート p.9 から【図12】新成人の「SNS」利用実態 のグラフを引用すると上の通りです。なお、この直前に、グラフの引用は省略しますが、【図11】新成人の「デジタル機器」所有実態 の結果があり、ノートパソコンやデスクトップパソコンの比率が低下して、スマートフォンの割合が着実の上昇しているようです。それを念頭に、上のグラフを見ると、LINE や Twitter はピークアウトし、Facebook はハッキリと低下傾向ですから、いわゆる「SNS疲れ」が明瞭に見て取れます。私は新成人でも何でもありませんが、10年余り前に始めた mixi はほとんどアクセスすることもなくなり、Facebook では高校時代の友人2人と大学時代の1人しかつながっていません。実は、大学の同窓生は3-4日前に鴨川らしき写真をアップしていたので「いいね」をクリックしておいたものの、100人余りいる友達のうち私以外に「いいね」を押したのは2割くらいの比率だったようで、その京大の友人も私のブログはまったく見てくれている気配もありません。要するに、私のこのブログが典型となっているように、SNSやブログは自分の view を unilateral に世間に明らかにするだけで、人の意見を聞く場では必ずしもない、というケースが多くなったような気もします。私のような勝手者の中年オヤジだけでなく、新成人もそうなのかもしれません。

我が家の上の倅が成人式を迎えるのは来年です。1年前の今から私は来年の調査結果をとても楽しみに待っていたりします。
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