2016年08月24日 (水) 22:52:00

ピュー・リサーチによる米国大統領選挙の世論調査結果やいかに?

私がよく参照している米国の世論調査機関ピュー・リサーチ・センターから先週8月18日付けで米国大統領選挙に関して Clinton, Trump Supporters Have Starkly Different Views of a Changing Nation と題する世論調査結果が明らかにされています。米国の来し方や行く末に関して、トランプ候補とクリントン候補のそれぞれの支持者の見方が大きく分かれているとの結果が示されています。ピュー・リサーチ・センターのサイトのサマリーを中心に図表を引用しつつ簡単に取り上げておきたいと思います。

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まず、ピュー・リサーチ・センターのサイトから、クリントン候補とトランプ候補の支持者の年齢別などの特徴を明らかにした Demographic divides in candidate support のグラフを引用すると上の通りです。なお、グラフにはリバタリアン党のジョンソン元ニューメキシコ州知事と緑の党のステイン氏も含まれていますが、クリントン・トランプ両候補に絞っておきたいと思います。悪しからず。ということで、白人はトランプ候補支持者に多く、黒人はクリントン候補支持者に多くなっていて、ヒスパニックはどちらかといえばクリントン候補支持者、ということになりそうです。年齢別では極めて大雑把ながら、若い世代はクリントン候補支持、高齢層になるに従ってトランプ候補支持が、それぞれ増える、といったところですが、学歴別には明らかに高学歴ほどクリントン候補支持が多いのが見て取れます。

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続いて、ピュー・リサーチ・センターのサイトから、現在まで米国がよい方向/悪い方向に変化して来たか、あるいは、次の米国人世代がよい方向/悪い方向に進むか、に関して両候補の支持者に問うた結果 Voters diverge on how U.S. has changed and where it's headed のグラフを引用すると上の通りです。両候補の支持者の間で大きな隔たりが見られます。クリントン候補支持者はおおむね米国は今までいい方向に進んで来たし、これからもいい方向に進む、という楽観派が多いのに対して、トランプ候補の支持者はいずれも悪い方向と回答する悲観派の割合が高そうに見受けられます。ただし、有権者全体については、来し方・行く末の両方について「悪い方向」の方の割合が高くなっているのは気にかかるところです。

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続いて、ピュー・リサーチ・センターのサイトから、特に大きな諸問題に関して両候補支持者の間でのかい離 Perceptions of 'very big' problems vary widely by candidate support のグラフを引用すると上の通りです。25%ポイント超の開きがある問題としては、移民問題、テロ対策がトランプ候補支持者の間で重視されており、貧富の格差是正と環境問題についてはクリントン候補支持者の方が大きな問題と捉えている、との結果が示されています。

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最後に、ピュー・リサーチ・センターのサイトから、我が国でも注目されているところで、自由貿易協定やTPPに関する見方について "Voters split on impact of free trade agreements and the TPP on the U.S. のグラフを引用すると上の通りです。あくまで一般論かもしれませんが、有権者すべてについては自由貿易協定やTPPに対する見方は拮抗している一方で、クリントン候補支持者の間では自由貿易が肯定的に受け止められており、逆に、トランプ候補支持者は否定的に見ている、ということなのかもしれません。

一応、このブログのメイン・カテゴリーである経済評論のブログに分類しておきます。
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