2017年07月13日 (木) 22:41:00

トランプ大統領は米国の評価を低下させているのか?

とても旧聞に属するトピックですが、私がよく参照している米国の世論調査機関ピュー・リサーチ・センターから6月26日付けで、U.S. Image Suffers as Publics Around World Question Trump's Leadership と題するリポートが明らかにされています。オバマ前大統領に比べて、現在のトランプ大統領の評価が低く、それがひいては米国の評価の低下にもつながりかねない、という論調を示しています。かなり多くの国を調査対象にしていて、もちろん、欧州や日本を含むアジアの主要国も入っていますので、図表を引用しつつ簡単に取り上げておきたいと思います。

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まず、上のグラフはリポートから引用しており、オバマ前大統領末期とトランプ現大統領初期の比較、米国大統領に対する信任と米国の見方についての結果です。大統領交代とともに米国大統領への信認はまったく逆転した感があります。米国そのものに対する好意的な見方が減少しているのも見て取れます。以下のグラフすべてに共通して、世界37か国からの回答結果です。

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次に、上のグラフもリポートから引用しており、オバマ前大統領とトランプ現大統領のそれぞれに対する信頼感の差を算出しています。スウェーデンから始まって、軒並みオバマ前大統領の方をトランプ現大統領よりも高く評価する国が並んでいるんですが、一番下の2国、すなわち、イスラエルとロシアだけはトランプ現大統領の方を高く評価しています。極めて大雑把には、成熟した民主主義体制下にある先進国の方がオバマ前大統領の方をより高く評価している傾向が読み取れます。我が日本は▲54ポイント差でオバマ前大統領の方を高く評価しており、平均的な水準よりもややトランプ現大統領に厳しい部類のような気がします。

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次に、上のグラフはリポートから引用しており、国別・地域別の米国への見方を示しています。"Views of the U.S. vary across regions" とのタイトル通りで、地域により、また、地域内でも国により、米国への好感度は大きく差があり何ともいえません。ただ、上のグラフは "Views of the U.S." と米国を対象としているのに対して、グラフの引用はしませんが、別に、"Views of Americans" の調査結果のグラフも同じページにあり、米国に対する好感度よりも米国民に対する好感度はかなり上回っている印象があります。また、これもグラフの引用はしませんが、米国の大衆文化、すなわち、音楽、映画、テレビに対する好感度はごく一部の例外を除いて、世界的にかなり高くなっているとの調査結果も示されています。国と国民と文化、特に大衆文化は少し違いがありそうです。

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最後に、上のグラフはリポートから引用しており、トランプ現大統領に対する地域別・国別の信頼感を示しています。ロシアを除く欧州とイスラエルを除く中東諸国と中南米ではトランプ大統領への信認はかなり低く、アジアでは国により大きな差があるものの、おおむね信頼感は高くない一方で、アフリカでも国により差は見られますが、唯一地域としてトランプ大統領に対する信認が50に達しています。我が国では72vs24で不信任が信任を上回っており、世界全体の74vs22とのトリプル・スコアとほぼ近い比率を示しています。世界的にトランプ大統領への信頼感が低くなっている現状が見て取れます。

米国のオバマ前政権に対する評価として、2008年の初当選の大統領選に続く2010年の中間選挙で、まるで当時の日本のような議会でのねじれ現象が生じて、優柔不断で決めきれない印象を持った人もいたかもしれませんが、他方で、トランプ政権になれば「前のオバマ政権はよかった」という意見がとてもたくさん出るだろう、と指摘するエコノミストも少なくありませんでした。まったく、その通りかもしれません。
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2017年07月12日 (水) 21:00:00

中日を2タテして巨人戦から3連勝でオールスター休みに入る!

  RHE
中  日200002000 460
阪  神01000301x 5110


オールスター休みに入る前の前半戦最終戦は、中日に競り勝って3連勝でした。
7時半過ぎに帰宅した時点で、秋山投手の先発ながら4-1と負けていて、今日はダメかと思わないでもなかったんですが、6回ウラの攻撃で3点を取って同点に追いつき、その後は勝ちパターンのリリーフ陣を惜しげもなくつぎ込み、そのかいあって8回は大和選手の決勝打で競り勝ちました。

オールスター明けの広島戦は、
がんばれタイガース!
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2017年07月12日 (水) 19:44:00

企業物価(PPI)上昇率は前年同月比+2%強でそろそろ頭打ちか?

style="color:#ff0000;font-size:2em;font-weight:bold;" href="http://www.boj.or.jp/statistics/pi/cgpi_2015/index.htm/" title="企業物価指数 (2015年基準)">企業物価 (PPI)が公表されています。ヘッドラインとなる国内物価の前年同月比上昇率は前月統計と同じ+2.1%を記録しています。まず、日経新聞のサイトから記事を引用すると以下の通りです。

6月の企業物価指数、2.1%上昇 6カ月連続で前年上回る 伸び率は頭打ち
日銀が12日に発表した6月の国内企業物価指数(2015年平均=100)は98.4で、前年同月比で2.1%上昇した。6カ月連続で前年を上回った。原油や天然ガスなどの国際商品価格の前年比での上昇を製品価格に転嫁する動きが続いた。ただ、伸び率は頭打ちで、前月比では横ばいだった。
燃料の天然ガスや原油の1~3月期の価格高を反映し、電力価格が値上がりした。北海道の秋サケの不漁が原因でいくらの価格も上がった。一方で、原油価格の足元での下落を背景に石油・石炭製品などの価格は下がり、上昇分を打ち消した。
円ベースの輸出物価は前年比で5.6%上昇し、前月比では0.8%下落した。輸入物価は前年比で11.9%上昇し、前月比では1.6%下落した。前月比での原油安や外国為替市場での円高の進行が影響した。
企業物価指数は企業同士で売買するモノの価格動向を示す。公表している744品目のうち、前年比で上昇したのは353品目、下落したのは300品目だった。上昇と下落の品目差は53品目と、5月の確報値(72品目)から減少した。
日銀の調査統計局は「サービス価格とは異なり、人手不足による人件費の上昇を財の価格に転嫁する動きは見られない」と分析している。


いつもながら、よく取りまとめられた記事だという気がします。次に、企業物価(PPI)上昇率のグラフは上の通りです。上のパネルから順に、国内物価、輸出物価、輸入物価別の前年同月比上昇率、需要段階別の上昇率を、それぞれプロットしています。色分けは凡例の通りであり、影をつけた部分は景気後退期を示しています。

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ヘッドラインの国内物価の前年同月比上昇率は先月や先々月と同じ+2.1%ですから、引き続き堅調な推移と考えていますが、現在の+2%の国内物価上昇率はかなりの部分を国際商品市況における石油価格や資源価格の上昇の寄与によるものですから、例えば、上のグラフの下のパネルに見られる通り、石油を含む素原材料価格がすでにピークアウトした今後の物価の推移に注目すべきであり、金融政策よりも石油価格の動向に敏感な物価ですから、年度後半には物価上昇率がピークアウトする可能性も否定できません。ただ、先月や今月のPPI統計を見る限りは、4月の年度替わりの価格改定期の値上げがいくぶんなりとも浸透し、その流れを引き継いでいるように見受けられます。PPIの外数でSPPIなんですが、運輸サービスなどで順調に価格転嫁が進めば、PPIの上昇やひいては賃金上昇にもプラスなんではないかと私は考えています。輸入物価と素原材料価格はヘッドラインとなる国内物価の先行指標と考えられるんですが、上のグラフのうちの下のパネルの素原材料の上昇率はまだまだ高いものの、ピークアウトしつつある印象ですし、輸入物価上昇率もまだ2桁ながら5月+12.5%から6月は+11.9%へ伸びが鈍化しているのも事実です。消費者物価(CPI)への本格的な転嫁は少し先になりそうで、PPIとCPIには当然のラグがあり、PPI上昇率が鈍化すればCPIの伸びも停滞する、ということになる可能性が高いと考えるべきです。そして、そのCPIの伸びが鈍化する時期において、日銀の物価目標である+2%に達している可能性は低いんではないかと懸念しています。
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2017年07月11日 (火) 21:13:00

日銀「さくらリポート」に見る各地域の景気の現状やいかに?

昨日午後、四半期ごとの支店長会議に合わせて日銀から「さくらリポート」が公表されています。以下のテーブルの通りです。

 2017年4月判断前回との比較2017年7月判断
北海道緩やかに回復している回復している
東北緩やかな回復基調を続けている緩やかな回復基調を続けている
北陸緩やかに拡大している緩やかに拡大している
関東甲信越緩やかな回復基調を続けている緩やかな拡大に転じつつある
東海緩やかに拡大している緩やかに拡大している
近畿緩やかに回復している緩やかな拡大基調にある
中国緩やかに回復している緩やかに拡大しつつある
四国緩やかな回復を続けている緩やかな回復を続けている
九州・沖縄緩やかに回復している地域や業種によってばらつきがみられるものの、緩やかに拡大している


上のテーブルを見れば明らかなんですが、北海道、関東甲信越、近畿、中国、九州・沖縄の5地域で総括判断を引き上げている一方で、残り4地域では総括判断に変更なしです。総括判断が上方修正された地域の背景については、生産が、海外向けの電子部品・デバイスや生産用機械を中心に増加していることや、個人消費が、耐久消費財や高額品の販売堅調などから上向いていること、などが上げられています。全体として、「海外経済の緩やかな成長に伴い、輸出が増加基調にある中で、労働需給が着実に引き締まりを続け、個人消費の底堅さが増しているなど、所得から支出への前向きな循環が強まっている」と結論しています。
なお、トピック分析では、前回の4月リポートから、やや遅れて別冊で公表されるスタイルになり、6月にさくらレポート別冊として「各地域における女性の活躍推進に向けた企業等の取り組み」と題するリポートが明らかにされています。今回はどうなるのでしょうか?
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2017年07月10日 (月) 22:57:00

停滞する機械受注と強気な景気ウォッチャーと震災前の水準に戻った経常収支!

本日、内閣府から5月の機械受注が、また、6月の景気ウォッチャーが、加えて、財務省から5月の経常収支が、それぞれ公表されています。機械受注では変動の激しい船舶と電力を除く民需で定義されるコア機械受注の季節調整済みの系列で見て前月比▲3.6%減の8055億円だった一方で、景気ウォッチャーでは現状判断DIが前月から+1.4ポイント上昇して50.0を、先行き判断DIも+0.9ポイント上昇して50.5を、それぞれ記録し、また、経常収支は季節調整していない原系列の統計で1兆6539億円の黒字を計上しています。まず、日経新聞のサイトから記事を引用すると以下の通りです。

機械受注、5月3.6%減 判断8カ月ぶり下げ、非製造業が低調
内閣府が10日発表した5月の機械受注統計によると、民間設備投資の先行指標とされる「船舶・電力除く民需」の受注額(季節調整値)は、前月と比べ3.6%減の8055億円だった。2カ月連続の前月割れで、QUICK算出の市場予想(1.6%増、中央値)を大幅に下回った。非製造業の低迷が続く。内閣府は基調判断を「持ち直しの動きに足踏みがみられる」から「足踏みがみられる」へ、8カ月ぶりに下方修正した。
非製造業が5.1%減と3カ月連続で前月を下回った。「通信業」は次世代投資が立ち上がる前の端境期にあるといい、29.5%減だった。鉄道の設備更新の一巡などにより「運輸業・郵便業」は21.7%減となった。「金融業・保険業」は59.2%増だが、4月の38.5%減という大幅な落ち込みから反動で増えた面が大きい。内閣府は「企業が投資に慎重な様子がうかがえる。目先、投資意欲を刺激する要因が見当たらず、同じ傾向が続く可能性は高い」(経済社会総合研究所)と指摘する。非製造業の受注額は4473億円と、2015年8月以来の小ささとなった。
一方、製造業は1.0%増と4カ月連続で伸びた。スマートフォン向け半導体製造装置などの堅調が続くほか、自動車の需要が北米で改善している。製造業全体の受注額は内閣府の従来の見通しを上回って推移しているもようだ。受注額は3656億円と16年12月の高さへ迫っている。
非製造の低迷が続くが、内閣府の従来想定よりは底堅い推移だという。4~6月期の「船舶、電力を除く民需」の季節調整値見通しは現状、前期比5.9%減となっているが、減少幅は縮小する公算という。
6月の街角景気、3カ月連続改善 基調判断は据え置き
内閣府が10日発表した6月の景気ウオッチャー調査(街角景気)によると、街角の景気実感を示す現状判断指数(季節調整済み)は前月比1.4ポイント上昇の50.0だった。上昇(改善)は3カ月連続。住宅関連や自動車小売業を中心に消費者の需要の高さに対する実感がみられたほか、企業動向や雇用関連の指数も伸び、景況感の分かれ目となる50を2016年12月以来、半年ぶりに上回った。
部門別では、家計動向、企業動向、雇用の全てが改善した。企業動向では製造業、非製造業ともに前月比1.1ポイント上昇した。家計動向では小売りと住宅が上昇した。飲食やサービスは悪化したものの、小幅な低下にとどまったため「おおむね横ばいと評価している」(内閣府)という。
2~3カ月後を占う先行き判断指数は50.5となり、前の月から0.9ポイント上昇した。上昇は3カ月連続。家計動向と企業動向がともに改善した。家計動向ではボーナス商戦や訪日外国人需要への期待が聞かれたほか「新型車効果が続き、新車販売が好調に推移する」(東北・乗用車販売店)との見方もあった。半面、雇用は人材派遣業で人手不足への懸念がみられるなどし、前月調査から低下した。
内閣府は基調判断を「持ち直しが続いている」で据え置いた。判断を維持した理由として、内閣府は指数が上昇基調にあることから「下げる理由はない」とした上で「さらに一段押し上げるようなイベントがあるかというと今のところは見当たらない」としている。先行きについても「人手不足に対する懸念もある一方、引き続き受注や設備投資などへの期待がみられる」から変更しなかった。
経常黒字1兆6539億円に縮小 5月、貿易収支が赤字に
財務省が10日発表した5月の国際収支状況(速報)によると、海外との総合的な取引状況を示す経常収支は1兆6539億円の黒字だった。黒字は35カ月連続。黒字額は前年同月(1兆7576億円)に比べて1037億円縮小した。原油価格の持ち直しを背景に輸入が増加し、貿易収支が赤字に転化したことが響いた。
貿易収支は1151億円の赤字で、前年同月(308億円の黒字)から悪化した。原油価格の上昇で液化天然ガス(LNG)や石炭、原粗油などの輸入が増加し、輸入全体は15.8%増えた。自動車や鉄鋼の好調を映し、輸出も12.9%増加したが、輸入の影響が上回った。
サービス収支は421億円の黒字と前年同月(819億円の黒字)から黒字幅を縮小した。ソフトウエアのロイヤルティーなど知的財産権使用料の支払いが増えたことが響いた。
第1次所得収支は1兆9243億円の黒字と前年同月(1兆8936億円の黒字)に比べて黒字額を拡大した。海外から受け取る債券利子など証券投資収益の黒字額が拡大した。


いつもながら、よく取りまとめられた記事だという気がします。ただし、統計3つの記事を並べましたので、やたらと長くなってしまいました。次に、機械受注のグラフは以下の通りです。上のパネルは船舶と電力を除く民需で定義されるコア機械受注とその6か月後方移動平均を、下は需要者別の機械受注を、それぞれプロットしています。色分けは凡例の通りであり、影をつけた部分は、次の景気ウォッチャーとも共通して、景気後退期を示しています。

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引用した記事にもある通り、日経・QUICKによる市場の事前コンセンサスではコア機械受注の季節調整済みの系列のベースで増加が見込まれており、予測レンジの下限でも▲1.6%減でしたから、かなり大きなマイナスと私は受け止めています。加えて、前月統計でも▲3.1%減を受けての5月統計でしたから、機械受注、ひいては設備投資が先行き伸び悩む可能性が取りざたされても不思議ではありません。ですから、統計作成官庁である内閣府の基調判断も「持ち直しの動きに足踏み」から「足踏み」に下方修正されています。私の直観でも、上のグラフから明らかな通り、かなり横ばいに近い印象だという気もします。大雑把な産業別では、製造業が今年2017年1月の大幅なマイナスの後、2月から5月まで4か月連続のプラスで推移している一方で、非製造業は3か月連続のマイナスとなっています。人手不足の高まりから非製造業での省力化や合理化のための設備投資が進むという見方もあっただけに、やや拍子抜けな気もします。加えて、コア機械受注の外数ながら、5月統計では外需が▲5.2%減と大きく減少していえるのも、外需はコア機械受注の先行指標だけに少し気がかりです。ただ、もともと4~6月期のコア機械受注の見通しは前期比▲5.9%減ですから、こんなもんだという気もします。例えば、4~5月平均の受注実績は1~3月期と比べて▲3.5%減にとどまっており、見通しから少し上振れていたりします。評価の難しいところながら、もちろん、前月比マイナスが続いたせいもあって悲観的な見方が広がるのも当然で、日銀短観などで示された設備投資計画が単純に実行されるわけではないことは留意すべきです。

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続いて、景気ウォッチャーのグラフは上の通りです。現状判断DIと先行き判断DIをプロットしています。いずれも季節調整済みの系列です。色分けは凡例の通りです。また、影をつけた部分はいずれも景気後退期です。現状判断DIに着目すると、3つのコンポーネント、すなわち、家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが上昇を示しています。ついでながら、先行き判断DIについては、雇用関連のDIがマイナスとなっていますが、6月統計で雇用関連は現状判断DIが前月差+3.0とジャンプした後、先行き判断DIがその反動で▲1.8の低下を示しているんだろうと思います。話を現状判断DIに戻すと、企業関連でも製造業・非製造業ともに前月から上昇しています。現状判断DIで特に前月からの上昇幅が大きいのは、雇用関連+3.0上昇とともに、家計関連+1.2上昇のうちの小売関連の+2.2上昇と住宅関連+2.7上昇です。ただ、飲食関連やサービス関連は前月からマイナスを記録しており、家計が全般的に上向きとはいえ、それほど単純な評価は下せないような気もします。いくつか理由を見ると、南関東で「3か月前と比較して、商品単価、購入単価共に落ち込みが少なくなってきている。特に、服飾雑貨や衣料品の商品単価が前年を上回るようになっており、好調であった消耗品以外の衣料品などにもやや消費意欲が出てきたようである(百貨店)。」との声があり、また、東海では「今月は、問い合わせ、成約件数共に多く、とにかく良く売れている(乗用車販売店)。」などの意見も目につきました。

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次に、経常収支のグラフは上の通りです。青い折れ線グラフが経常収支の推移を示し、その内訳が積上げ棒グラフとなっています。色分けは凡例の通りです。上のグラフは季節調整済みの系列をプロットしている一方で、引用した記事は季節調整していない原系列の統計に基づいているため、少し印象が異なるかもしれません。経常収支については、引用した記事の雰囲気がやや悲観的で、5月統計については季節調整していない原系列で見ると、貿易収支が赤字に転じて経常収支がその影響で黒字幅を縮小させた、ということになっており、確かに統計上はその通りですが、先月の統計発表後にお示しした6月9日付けのブログのグラフにある通り、経常黒字の対GDP比はすでに4%近くに上昇して来ており、対外不均衡は日本の黒字方向に拡大しているトレンドとなっていることから、このまま経常黒字が拡大するのがいいのか悪いのかについては議論が分かれるところかもしれません。経常収支の水準は、極めて大雑把に、四半期ベースで5兆円、年ベースで20兆円に回帰しており、震災後の赤字基調はすでに克服しているものと多くのエコノミストは考えています。この先、直近統計のように国際商品市況において石油価格などの資源価格が上昇して経常収支が黒字幅を縮小させたり、あるいは、赤字に転じる可能性もあり得ますが、我が国製造業の国際競争力が為替相場も込みで落ちていないのであれば、それほど問題と考える必要はないんではないかと私は考えています。また、季節調整済みの系列では5月の経常収支は黒字であり、先月4月よりもむしろ黒字幅は拡大しています。あくまで参考意見なんですが、5月についてはゴールデン・ウィークの日並びによって季節調整がゆがむ可能性がありますので、どこまで信頼できるかは別問題です。

最後に、日銀では四半期に1度の支店長会議が開催されており、本日午後に「さくらリポート」が公表されています。日を改めて取り上げたいと思います。
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2017年07月09日 (日) 22:45:00

糸原内野手のサヨナラ打で連敗ストップ!

  RHE
読  売000210003 670
阪  神002130001x 7120


ボロボロの負けゲームが2試合続いた後、糸原選手のサヨナラ打で何とか巨人に辛勝でした。
スカイAでテレビ観戦をしていたんですが、ベンチワークや捕手のリードなど、実に的確ながら、極めて細かい指摘があり、試合の大きな流れは、最後まで、どちらに転ぶか判らない、というだけでした。ほとんど何も解説していないに等しい気がしてしまいました。私は9回表のジャイアンツの攻撃が終わった段階で長風呂に入ってしまい、最後の勝利のシーンは見逃してしまいました。誠に残念。

次の中日戦こそ、
がんばれタイガース!
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2017年07月09日 (日) 14:26:00

先週の読書はほとんど経済書がなく計7冊!

通常の読書感想文をアップする土曜日に、昨日の場合は米国雇用統計が割って入り、読書感想文が日曜日にずれたこともあって、計7冊とやや多くなってしまいました。ただ、極めてめずらしいことに、経済書がなく、小説もほとんどなく、教養書や専門書が大部分でした。来週は大きくペースダウンする予定です。

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まず、セザー・ ヒダルゴ『情報と秩序』(早川書房) です。著者はチリ生まれのヒスパニック系で、博士号は物理学で取得し、経済複雑制指標のデータの提供などもしています。マサチューセッツ工科大学(MIT)の准教授だそうです。英語の原題は Why Information Grows? であり、2015年の出版です。非常にユニークなのは、情報の定義であり、物理的な原子の配列と考えているようです。ですから、宇宙の中の幾つかのポケット、例えばこの地球では新しい物質が次々と作り出されて、本書の著者の意味で情報が成長しているわけです。あるいは、情報が増加しているといってもいいようなきもします。ただ、この定義は明示的に本書に現れるわけではありません。というのも、少なくとも私が考える上で2点の大きな弱点があるからです。第1に、原子の配列という意味で情報という言葉を使う例として高級車を上げていて、高級車でなくても普通の自動車でいいんですが、厳密な意味で、同じ原子の配列を持つ物質というのはありえません。例えば、白いプリウスと紺色のプリウスは、私達は同じカテゴリの自動車と認識するんですが、原子の配列は明らかに異なります。第2に、生物、特に動物の場合の生死観から見て疑問があります。すなわち、生きている人間と死んだ後の人間は色違いの自動車よりも原子の配列が近いような気がしますが、生死の境で大きな差を感じるのは私だけでしょうか。ですから、本書でも著者自身が認めているところですが、情報の成長や低下とエントロピーの増加や減少が、同じ方向を向いている場合と異なる場合がありえます。本書の論旨からすれば大きな弱点といわざるを得ません。ただ、著者が経済成長の本質を問うている点は、エコノミストとして、というか、開発経済学を専門分野とするエコノミストとして、やや目から鱗が落ちる気がしました。情報は均一に分布しているわけではなく、個人、企業、国家といった知識やノウハウの集積の単位のインタラクティブな関係の中でネットワークを形成し、その中でどのような位置にあるのかを分析すれば、それぞれのレベルで経済の動態を記述できるはず、というのは、その通りだと思います。もっとも、極めて複雑怪奇なモデルになりそうな気もします。でも、それが解ければ経済発展の謎、景気循環や成長の原動力なども解明できるはずです。でも、それが実際にはできていないのが現実かもしれません。最後に、参考まで、特に後半で経済を扱う際に、「計算能力」という言葉が頻出しますが、「情報処理能力」と置き換えていいんでしょうか、ダメなんでしょうか。やや気にかかります。

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次に、マイケル・オースリン『アジアの終わり』(徳間書店) です。著者は、ご本人によるあとがきによれば、歴史学者ということで、大学の教員の経験もある一方で、現在は保守系シンクタンクの日本部長だそうです。英語の原題は The End of the Asian Century となっており、2016年の出版です。1993年、私は南米にて外交官をしていましたが、世銀から『東アジアの奇跡』 East Asia Miracle が出版され、それに対して、クルーグマン教授が反論したりしていましたが、本書は東アジアに限定せず、「インド太平洋地域」なる広い定義のアジアの終わりを宣言しています。すなわち、本書の著者本人ではないんですが、p.29 でアジアのリスクマップで5つのリスク領域を示し、その後、経済改革、人口動態、政治革命、政治共同体、戦争の抑止のそれぞれでアジアがいかに失敗しているかを、これでもかというくらいに実例を上げつつ論じています。まあ、中国における経済停滞や海洋進出や環境破壊、北朝鮮の軍事的挑発行為、インドとパキスタンの核開発競争、などなど、アジアが決して未来を切り開く地域であるばかりではなくlそれなりに、経済的な不安定や政治的な脅威をもたらすようになった事実はその通りかという気がします。そして、その大元の原因は民主主義の未成熟にあるという見方については、私も大いに同意します。なお、本書では韓国が成熟した民主主義国と見なされているようですが、大統領の政権交代とともに全色の大統領がここまでバッシングされる現状は、民主主義としてまだまだ未成熟な面が残されていると私自身は考えていますので、ご参考まで。ただ、私の見方ですが、西欧や米加を意味する北米については、成熟した民主主義国であって、世界の中でも安定した政治経済を要している点はいうまでもなく、日本についてもご同様なんですが、残されたアフリカ、中南米と比較してアジアが政治経済の安定性についてひどく見劣りがするかといえば、私はそんなことはないと考えています。一例として、米国が世界の警察官という国際公共財を提供できなくなって、もっとも大きな影響を被るのはアジアよりもむしろ中南米ではないか、という気もします。もちろん、アフリカに比較してアジアが政治や経済の安定性で劣っているとも思われません。という意味で、ややバランスを失した内容ではないか、という気もします。

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次に、山本一成『人工知能はどのようにして「名人」を超えたのか?』(ダイヤモンド社) です。著者は、佐藤天彦名人を連破した現在最強の将棋プログラムであるポナンザの作者です。そして、本書は、その開発にまつわるエピソードとともに、機械学習、深層学習、強化学習などについて、極めてわかりやすく解説しています。その上で、「知能とは何か」、また、「知性とは何か」といった問いに対して明確な回答を示す意欲作でもあります。加えて、グーグル・グループが開発したアルファ碁についても、巻末の対談で簡単に取り上げて解説をしています。なお、著者は将棋についてはアマチュア5段だそうで、肝滅のアルファ碁に関しての対談では囲碁についても造詣の深いところを示しています。ということで、知能とは探索と評価であると指摘しており、人工知能についても当然ご同様です。その昔の博覧強記という表現をそのままスケールアップしているような気がします。ただ、コンピュータにおいては評価関数は明示する必要があり、人間の場合はおそらくかなりの程度に経験に裏打ちされた直感なんだろうという気がします。それにしても、人工知能の学習能力というのは恐るべきものであり、将棋ソフトの場合はディープラーニングを使っておらずとも、機械学習だけでこのレベルに達するわけですし、シンギュラリティが噂されている2045年には指数関数的な能力向上によって、どのような世界が広がっているのか、私はとても楽しみですが、その前に人間としての寿命が尽きる可能性があります。とはいえ、プロの将棋や囲碁の棋士に生じていることが、比較的高級な職業の一般人にも生じる可能性が本書でも極めて暗示的に提示されています。例えば、医師、弁護士、会計士、教師などです。私のようなキャリアの公務員も人工知能(AI)に取って代わられる可能性もあるかもしれません。ともかく、難しい理論的実践的なテーマながら、著者が自分自身で納得したエピソードだけをわかりやすく取り上げており、逆から見て、専門家の目には部分的にしても不正確な表現もあったりするのかもしれませんが、私のようなシロートにはとても判りやすかったです。ポナンザやアルファ碁だけでなく、幅広いAI一般についても理解が進んだ気がします。巻末の対談で若手の囲碁のプロ棋士が、将来はバーチャル・リアリティ(VR)を駆使してアルファ碁に囲碁を教えてもらえそうで、とても楽しみ、みたいな発言をしています。人によっては反発しそうなフレーズですが、私は大いに同感です。ともかく、この本を読むと、AIやコンピュータと人類の将来の共存に楽観的な味方ができるようになり、明るい期待がもてそうな気がしてくるのは少し不思議な気がします。

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次に、牧久『昭和解体』(講談社) です。著者は日経新聞社会部記者を務めたジャーナリストであり、本書は国鉄の分割・民営化を歴史的に跡付けたリポートです。というよりは、私が読んだ印象では国鉄解体ではなく、国労解体に近い受け止めを持ちました。マルセイと称された生産性向上運動の裏側で大っぴらに進んだ組合潰しの動きから始まって、最後は国労が支えた総評の解散や社会党の事実上の消滅まで、いかに国鉄と時の政権が国労を解体すべく戦略的に動いたかがよく理解できるかと思います。ただ、企業として経済活動を効率的に遂行する経営体として、当時の30万人を超える国鉄組織が巨大に過ぎたのは事実かもしれません。そして、本書で国体護持派と称されている国鉄内部の当時の経営層が、鈴木政権から中曽根政権に引き継がれた臨調の結論に際して、民営化を許容しつつ分割に反対するという方向違いの戦略を持ったのも、何となく判る気もする一方で、やはり、作戦ミスだったように受け止めています。同時に、本書で3人組と称される改革派も、やっぱり、国労潰しというか、いわゆる労使協調路線ではない労働組合に対する極めて不寛容な姿勢をうかがい知ることができました。国鉄は国民に必要不可欠な運輸サービスを提供する一方で、親方日の丸と称された非効率な業務遂行がなされ、組合が人事などの事実上の経営まで踏み込んだ組織運営に介入するなど、不都合な事実がたくさんあったことも事実で、当然の帰結のひとつとして大きな累積赤字を計上することから改革が始まっています。ただ、本書の指摘はいくつかうなずける点も少なくないながら、批判的に読むべきは現在の時点からの視点で書かれている点は留意すべきです。およそ、日本経済全体の生産性がそれほど高くなく、まだマルサス的な過剰人口や貧困を懸念すべき発展段階にあった日本経済の当時の実情について考慮することなく、現時点からの視点で当時の国鉄を批判することは決して正当性を持ち得ません。そしてもうひとつ、本書に通底する労働組合潰しの考えが、現在の賃金の上がらない社会をもたらした可能性についても忘れるべきではありません。例えば、Galí "The Return of the Wage Phillips Curve" においては、明確に労働組合の存在や活動が賃金上昇へのプラスの作用を前提しています。国鉄改革という名目で労働組合の活動を抑制する経済社会を作ったのであれば、賃上げを犠牲にするという結果をもたらした可能性もあります。キチンと検証しているわけではありませんが、決してフリーランチは存在しないわけで、何を犠牲にして何を取ったのかは考えておくべきではないでしょうか?

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次に、ウルリッヒ・ベック『変態する世界』(岩波書店) です。著者はドイツ人の社会学者であり、ミュンヘン大学やロンドン・スクール・オブ・エコノミクスなどの研究者を務めていました。2015年1月に亡くなっています。本書は共同研究者だった奥さまが編集の上出版されています。私は何となく、マルクスが残したメモから『資本論』第2-3巻を編集したエンゲルスのことを思い出してしまいました。ということで、書き出しが「世界の蝶番が外れてしまっている」であり、以前にはまったく考えられなかったよう、とんでもない出来事が起こり、資本主義の成功、というか、社会主義の大失敗により、副次的効果の蓄積が世界を旧来の通念では理解不能なものに変えてしまい、もはや変動ではなく変態が起こっている、として、リスクや不平等、コスモポリタニズムなどの観点から世界を読み解き、それらから生成する新しい21世紀の世界像を確立すべく試みています。その試みが成功したとは私は受け止めていませんが、それなりに面白い試みかもしれません。もっとも、変化ではなく変態であるというのは、社会科学者らしい定義のない言葉遊びですし、国家を飛び越えてコスモポリタン的な世界をそのまま国家の枠を超えて把握しようというのは、例えば、経済における多国籍企業の活動の解明のような趣きもあり、エコノミストでも理解できる範囲かもしれません。ただ、決定的に私が違和感を覚えたのは、歴史観の欠如です。経済学では経路依存性と称しますが、訳者のあとがきにあるように、国家が中心にあって、その国家の連合体である世界がその回りを回っている世界観から、世界を中心に据えて、その世界の周りを国家が回るコスモポリタン的転回も判らなくはないんですが、その言葉の由来である「コペルニクス的転回」ではもともと、太陽の周りを地球が回っているのが正しかったわけで、その真実の発見が大きな世界観の変更につながったんですが、世界と国家の関係は歴史的に見てどうだったのか、また、資本主義が成功し冷戦が終わる前はどうだったのか、一部に主権国家としてウェストファリア条約までさかのぼっていながら、そのあたりの歴史感覚の欠如が惜しまれます。どこにも明示されていませんが、変態という用語を用いているんですから、いくぶんなりとも、ヘーゲル的な弁証法的歴史観なんだろうという気がして、そこは私と同じなんだろうと暗黙のうちに前提して読み進んでいたりしました。まあ、ベック教授本人の原稿がなく、残されたメモかを編集して本書を編んでいるわけですから、当然に限界はあります。それを理解しつつ、本書を金科玉条のようにではなく、批判的に読めるレベル読書子にオススメします。

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次に、ビー・ウィルソン『人はこうして「食べる」を学ぶ』(原書房) です。著者はフード・ジャーナリストというジャンルの職業があるようです。ただ、女性らしく、というか何というか、食べ物に関する作業の場であるキッチンに関する著作などもあるようです。英国出身であり、本書の英語の原題は First Bite: Hoe We Learn to Eat であり、2015年の出版です。ということで、本書の最大の主張は食べるということは、本能ではなく、ましてや文化でもなく、学習の結果だということです。もちろん、それは現時点での食の基本であり、少し前までの飢餓が広範に存在し餓死の可能性がまだあった時点あるいは場所のお話ではなく、飽食とまではいわないまでも、十分な食品が入所可能な現在の先進国におけるお話です。その昔や、あるいは、現在であっても低開発国のお話ではありません。すなわち、カロリー摂取という観点からは不足なく、むしろ、肥満や生活習慣病の方が餓死などよりもリスクが高い、というバックグラウンドでのお話です。まあ、クジラを食べるのが文化と称している日本人もいますから、そのあたりは限界があります。その上で、肥満を防止したり、塩分の摂り過ぎを回避し、ジャンクフードではなく野菜や果物を十分に摂取する基礎が学習であると主張しているわけです。第8章ではこの観点から、日本食が極めて高く評価されています。当然です。現在の大手の食品会社の極めて印象的な宣伝に接しつつ、また、食品店やスーパーマーケットの食品売り場で買い物をするにつけ、正しい食生活、というか、健康的な食生活を維持するためには、それなりの学習が必要だということは理解できると思います。欲望のままに食生活を送るのではなく、何らかの科学的な根拠に基づく食生活、食育という言葉に合致するような食生活を現代人は必要としているのかもしれません。私も50歳になってから2年ほど単身赴任生活を送りましたが、もっぱや栄養バランスは牛乳に頼っていた気がします。また、普通のスーパーマーケットよりも、また、通常のレストランよりも、大学生協はそういった健全な食生活に熱心に取り組んでいる気がしました。もっとも、この分野に詳しくないので、気がしただけかもしれません。

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最後に、三浦しをんほか『短編少女』(集英社文庫) です。収録作品は順に、三浦しをん「てっぺん信号」、荻原浩「空は今日もスカイ」、道尾秀介「やさしい風の道」、中島京子「モーガン」、中田永一「宗像くんと万年筆事件」、加藤千恵「haircut17」、橋本紡「薄荷」、島本理生「きよしこの夜」、村山由佳「イエスタデイズ」となっています。アンソロジーですから、上質な短編作品を集めており、ついつい、何度も読むハメになっています。半分くらいは読んだ記憶があるような気がします。最後の作品はジャズの定番スタンダード曲なんですが、私は歌詞があるとは知りませんでした。ヘレン・メリルのアルバムが紹介されていますが、そのうちに聞いてみたい気がします。
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2017年07月08日 (土) 21:30:00

なすすべなく巨人にまたまたボロ負けして甲子園で連敗!

  RHE
読  売300003101 8140
阪  神100000000 161


またまた、大差をつけられてなすすべなくジャイアンツにボロ負けでした。
7時半過ぎに帰宅したところ、すでに3-1と負けていて、リリーフした藤川投手が3失点し、試合を壊してしまいました。その後も、タイガース打線が沈黙を続けた一方で、ジャイアンツ打線は阪神の負けパターンのリリーフ陣から着実に加点し、最後は大差がつき、連夜のボロ負けでした。セリーグは広島の独走か?

明日は3タテは勘弁で、
がんばれタイガース!
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2017年07月08日 (土) 09:44:00

6月の米国雇用統計は連邦準備制度理事会(FED)の金融正常化を支持するか?

日本時間の昨夜、米国労働省から6月の米国雇用統計が公表されています。非農業雇用者数の増加幅は市場の時zんコンセンサスであった+170千人増を大きく上回って+222千人増となった一方で、失業率は前月から+0.1%ポイント上がって4.3%を記録しています。いずれも季節調整済みの系列です。まず、New York Times のサイトから最初の6パラだけ記事を引用すると以下の通りです。

U.S. Job Growth Picks Up the Pace, but Wages Lag Behind
Automobile sales may be slowing, e-commerce is putting the squeeze on bricks-and-mortar stores, and overall economic growth is limp. But the labor market has nevertheless managed to charge ahead.
Employers added an impressive 222,000 jobs in June, the government reported on Friday. Although the jobless rate ticked up slightly to 4.4 percent, it was because some people who had dropped out of the labor force were lured back.
But the hunger for workers and mounting complaints of labor shortages have raised a vexing question: Why isn't the heightened demand for workers driving up pay?
The Federal Reserve pointed to that conundrum in the updated report on the American economy it sent to Congress on Friday. "Despite the broad-based strength in measures of employment," it said, "wage growth has been only modest, possibly held down by the weak pace of productivity growth in recent years."
The Fed's report reflected its overall confidence in the country's economic direction, which has led it to begin raising interest rates for businesses and consumers after years of holding them near zero to encourage investment and risk-taking. After increasing its benchmark rate last month, the Fed is expected to do so at least once more before the year's end.
One of its aims is to head off any inflation that might result from a tight job market that prompts employers to offer higher pay to get the workers they need. Yet prices have been rising at a slow pace, and sluggish wage growth suggests that the fear may be premature.


長くなりましたが、金融政策動向も含めて、包括的によく取りまとめられている印象です。続いて、いつもの米国雇用統計のグラフは下の通りです。上のパネルは非農業部門雇用者数の前月差増減の推移とそのうちの民間部門、下のパネルは失業率です。いずれも季節調整済みの系列であり、影をつけた部分は景気後退期です。全体の雇用者増減とそのうちの民間部門は、2010年のセンサスの際にかなり乖離したものの、その後は大きな差は生じていません。

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米国経済の好調さが裏付けられた雇用統計だったと評価できます。6月統計の非農業部門雇用者数が大きく伸びただけでなく、直近の4-5月分もそれぞれ33千人、14千人ずつ上方修正されていて、4-6月の3か月の平均で毎月+194千人の雇用増とほぼ+200千人近い水準を達成しています。失業率も6月統計では前月より僅かに上昇したものの、ほぼ完全雇用水準にあります。なお、米国連邦準備制度理事会(FED)では完全雇用の失業率を4%台半ばと見なしているといわれています。ですから、FEDの金融政策の方向性としては、年3回程度とされる利上げをサポートするのに加えて、利上げだけでなく、9月ころから資産圧縮が開始されるといわれており、これも特に延期する必要はなさそうです。こういったいわゆる金融の正常化は雇用統計からは支持されていると考えるべきです。

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ということで、時間当たり賃金の前年同月比上昇率は上のグラフの通りです。ならして見て、底ばい状態を脱して少し上向きに転じた印象ながら、もう一段の加速が見られません。バーナンキ前議長の下で、FEDは事実上のインフレ目標政策を取っており、物価上昇率の動向は気がかりなところです。明らかに、リーマン・ショック前の+3%台には戻りそうに見えません。ただ、一時の日本や欧州のように底割れしてデフレに陥ることはほぼなくなったと私は受け止めています。
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2017年07月07日 (金) 21:10:00

ジャイアンツの先発マイコラス投手に手も足も出ず巨人にボロ負け!

  RHE
読  売200010101 5130
阪  神100000000 150


先発ルーキー小野投手は早々に打ち込まれ、マイコラス投手に手も足も出ずジャイアンツにボロ負けでした。
8時過ぎに帰宅したところ、すでに大きく負けていて、その後もタイガース打線が沈黙を続けた一方で、ジャイアンツ打線は阪神の負けパターンのリリーフ陣から着実に加点し、最後は大差がつき、ボロ負けでした。

明日は能見投手を援護して、
がんばれタイガース!
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